子供の新学期、7割が期待…チャレンジさせたいのは金融教育
2024年2月20日(火)17時45分 リセマム
調査はイー・ラーニング研究所が2024年1月5日〜30日、全国の子供をもつ親、または親族に子供がいる人を対象に紙媒体にて実施した。回答者数441人。
始めに「新学年を迎える子供に対して期待と不安どちらが大きいか」尋ねたところ、「期待している」(69.6%)が約7割となり、「不安を感じている」(30.4%)を大きく上回った。特に期待している点として「新しい学びを得られる」「新しい友達ができる」などがあげられ、どちらも半数前後の回答を集めた。
次に「新学年を迎える前に子供にやっておいてほしいこと」を質問したところ、「生活リズムを整えておく」が6割以上でもっとも多く、「学習習慣をつけておく」も半数以上という結果だった。
「新学年を迎える際に子供にチャレンジさせたいこと」としては、「金融教育を勉強する」が半数以上でもっとも多く、「規則正しい生活習慣を身に付ける」「新しい友達をたくさん作る」と続いた。昨今の物価高騰による家計の圧迫、投資信託の必要性の高まりを背景に、金融について子供に学ばせたいと考えている親が多いことがうかがえる。
最後に、2024年度の教育業界での動きとして「英語の授業での『デジタル教科書』導入の取組み」について知っているか尋ねたところ、「いいえ」(68.7%)の回答が約7割となり、多くの親がデジタル教科書の導入について知らないことが明らかになった。
その一方で、デジタル教科書などの取組みについてどう思うか質問すると、約8割の親が「賛成」(78.2%)と回答。約8割が良い点として「動画や音声を使って学習できる」と回答しており、リスニングやスピーキングなど音を学ぶ必要のある英語学習にとって、デジタル教材は重要であると認識されていることがうかがえる結果となった。