「田舎の野球部で孤立していた私。貧乏で決勝戦前の弁当がなく、控え選手の同級生から...」(茨城県・50代男性)

2024年2月21日(水)11時0分 Jタウンネット

シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Mさん(茨城県・50代男性)

40年ほど前、野球部だったMさん。

その日は午後から試合を控えていたが、貧しい家庭だったため、弁当がない。

周囲にバレるのが恥ずかしく、言えずにいたら......。

<Mさんの体験談>

もう40年近く前、当時僕は野球部に所属していた。

トーナメント戦で勝ち進み、午後から決勝戦を控えていた。

訳ありの家庭でもあって、朝食はインスタントラーメン。当然昼の弁当はなかった。

同級生に...

孤立していた僕は、貧しいとバレるのも恥ずかしくて、弁当がないとは言えなかった。

そんな時、控え選手だった同級生から

「俺試合出ないし腹減ってないから食べて」

とおにぎりをもらいました。思春期でしたから、食べ盛りでもあった僕は、本当に助かりました。

決勝戦では最後にエラーで敗けはしましたが、田舎の学校がここまで勝ち進み準優勝。

地元では大盛り上がり。もうおにぎりの事は忘れていました。

数年後、息子も野球部へ入部。父親の僕が弁当を作ることもあります。

そんな時、当時のことを思い出します。あの時周囲のメンバーにバレず、おにぎりもらって助かったのに、お礼言えてなかった。

当時貧しい家庭だとバレるのが本当にコンプレックスでした。

高校も別々、就職も県外になり彼と会えておらず、その話を出来ていません。感謝の気持ちを伝えたかった。

本人が覚えているか分からないですが、「あの時はありがとう。メンバーにバレずに本当に助かった」と言いたくてね。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

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読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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