家計のプチダイエット、まず初めにすることは?

2月23日(日)8時10分 All About

「家計簿をつけているのに貯まらない」「贅沢しているつもりはないのに、貯められない」という方に共通しているのは、「何気ない支出の積み重ね」。お心当たりがある方は、この【チリツモメモ】と【チリツモ暗算】で、家計のプチダイエットを始めてみませんか?

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家計のプチダイエット、まず初めにすることは?

無駄使いしているつもりがないけれども、お金が貯まらない……という方は、もしかしたら「使っているという意識がない」だけかもしれません。

まずは、日常どのようなことにお金を使っているのか、今日1日分や1週間分でもいいのでメモしてみましょう。電子マネーを使っているのでレシートが手元にないという方は、大体の金額でも構いません。思い出せる範囲で書き出してみてください。

会社員のマナミさん(仮名)は、少し早めに出勤して、カフェでコーヒー(400円)を飲みながら、新聞チェックと読書をするのが日課です。昼休み、同僚と社内でランチ(600〜700円)を食べた後は、近所のコンビニでお茶とスイーツ等(合計500円前後)を購入。

会社帰り、週に2〜3回は夫と待ち合わせて外食をしています。1回の食事代は、夫婦合計で3000〜3500円くらいとのこと。買い物等で使うお金は、いわゆる数百円の範囲内ですし、夫婦の外食代も、豪華なディナーというものではなく、ファミレスのセットにドリンクバーを付けたようなイメージです。

確かに、贅沢をしている、という印象ではないと思います。

【チリツモメモ】と【チリツモ暗算】で、プチ家計ダイエット!

マナミさんに思い出してもらった項目を、筆者が相談時に使う【チリツモメモ】と【チリツモ暗算シート】で整理してみました。これは、「ちりも積もれば山となる」を実感していただくツールです。

まず、【チリツモメモ】に使ったお金を書いていきます。食費か何費か、といった分類分けはあまり深く考えず、何にどれくらい使ったかを書いていきましょう。使った金額を忘れないために、携帯のメモ機能を活用するのもよいですね。

【チリツモメモ】と【チリツモ暗算シート】(C)FPオフィスLife&FinancialClinic
次に、右側の【チリツモ暗算シート】を埋めていきます。【チリツモメモ】に書いたパターンを、1カ月20日間出勤して同じように支出したと仮定した場合、どれくらいの金額になるかをざっくりと計算します(月に10回の場合は、×10など)。

本当は、日によって支出は異なるかもしれませんが、このツールでは、簡単に暗算ができる10倍(回)や20倍(回)を使います。

マナミさんの場合、朝のコーヒー代は20日間で8000円かかっていることになります。同様に、ランチ代は1万3600円、コンビニで買うお茶やスイーツ類を含めると、昼間の支出は2万2600円です。

ご主人と夜、外食を月に10回した場合、彼女の支出分は1万7500円となります。これらを合計すると、1カ月に4万8000円以上(1年で57万円以上!)使っていることが分かりました。この他にも、友人との飲食代や美容院代、本や服類などにも支出しています。

マナミさんは「これだけでも、月に4万8000円以上なんですね! 服や化粧品をあまり買わなかった月でも、なぜお金が残らないのか、原因が見えたような気がします!」と驚いていました。

節約できることを細分化して、成功体験を増やそう!

もちろん、これら全てを我慢しなければいけない、というわけではありません。1回ごとの額は小さくても、積もり重なるとあなどれない、ということを意識してみることが大切です。

次に、節約のポイントを考えてみましょう。全てを節約では息が詰まってしまいますから、まずは、節約(貯蓄)したい額を決めて、自分の中で優先順位を決めて、メリハリを作ってみましょう。

マナミさんにとって「出勤前のコーヒーは、1日のスタートと情報インプットのために外せない」と考えているので現状維持ですが、マイカップを持参することにして、プチ節約を取り入れました。

その他、「コンビニスイーツは、ダイエットのためにも3回に1回は我慢。金額もメリハリをつけて、予算を3000円にしてみる」そうです。

一方、共働き夫婦にとって、「仕事帰りにご主人と外食」は、必須項目でもあります。

帰宅後、自宅で調理をするのは時間的にも体力的にも厳しい、ということも多いと思いますので、無理は禁物ですが、夫婦で、1カ月にどれくらい外食費をかけているかを共有して、外食費にも予算を決めましょう。

外食費の節約例を一部ご紹介します。

・外食するのは週1日にする
・1回ごとの金額を抑える
・デパ地下やスーパーのお惣菜を購入し、1回の予算を1000〜1500円にしてみる。
・コンビニの真空パック惣菜を購入して、500円〜1000円にしてみる
・前もって、日持ちする真空パック惣菜をストックしておく

などの方法を組み合わせてみるのも良いでしょう。

無理なく少しずつ意識していくだけでも、大分支出が減っていきます。また、できる節約術を細分化することで、達成できたときの成功体験を増やすことも効果があります。

実際に、この方法を実践した方にしばらくしてから再会すると、「2〜3カ月で、かなり家計が改善されました! 貯蓄ができるようになりました!」というお話をよく聞きます。騙されたと思って、まずは試してみてください!

買う前の、【チリツモ暗算】を習慣にしよう

【チリツモ暗算】は、シンプルに「値段×10(または20)」をするだけですので、お店で商品を手に取った瞬間でも簡単に計算することができます。さらに、(×10カ月)をするのも効果的です。

「反省はするけど、つい買ってしまう」という方は、買う直前に一瞬【チリツモ暗算】をしてみましょう。意外と「次回のために、今日はパスしておこうかな……」と思うきっかけになります。

「迷ったときは、買わない」は、洋服や家電を買う際によく言われる言葉ですが、食材やスイーツなど少額のものでも当てはまります。バーゲンなど、「見るとつい欲しくなって、買ってしまう」という傾向がある人は、お店に行く(ネットショッピングをする)回数も減らしてみましょう。

無意識浪費から、無意識貯蓄へ!

分かってはいるけど、やっぱりつい使ってしまう……という方に、預金口座について伺うと、給与振込み口座(普通預金)以外には、貯蓄用口座を作っていない方が多いようです。

普通預金1口座だけだと、「お金の流れが集約されて分かりやすい」という方もいらっしゃいますが、どれくらい貯蓄が増えているのかわかりにくく、意外と貯まっていないという傾向があります。

普段使う範囲のお金は普通預金に残し、それ以外は定期預金に預けてみましょう。緊急時に、解約できるよう、100万円を50万円×2本など、口数を分けて預けるのもお勧めです。

これから貯める、という人は、財形貯蓄(勤務先が制度を導入していれば)や、銀行口座から自動引落しで積み立てができる定期預金や積立投資信託(元本割れのリスクはあるが)で、貯蓄分を先にキープしてしまいましょう。

「無意識に使っていた」人でも、「無意識に貯める」ことができますよ!
(文:平野 直子(マネーガイド))

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