京大カレー部のモットーは「カレーは愛。愛こそカレー。それがジャスティス」

2018年2月23日(金)11時0分 Jタウンネット

「カレーは愛。愛こそカレー。それがジャスティス。こんにちは、京大カレー部です」

ホームページを開き、目にとまった言葉がこれだ。どうやら京都大学にいる天才たちのなかには、カレーを研究している兵たちも存在するようだ。


冒頭の「カレーは愛......」というのは、初代部長が残した言葉だ。2010年に設立されて以降、部の基幹となる精神となっているという。そこでJタウンネットは、京大カレー部に、具体的な活動について聞いてみた。


いつかは「部持ちの車を購入する」という夢も


メールで取材を申し込むと、2018年2月22日に京大カレー部から返信があった。さきほどの「カレーは愛」は、部員の八木田智哉さんによると、


「自分にとっての正義が、他のカレー部員にとっての正義にもなりうるのか? たった今生み出されたこの美味なる品は果たしてカレーであるのか? 最もおいしいカレーとは?愛とは? 正義とは? そんな部員たちの葛藤に終止符を打ち、カレーが愛の必要十分条件であることを再認識させてくれる、そんな意味合いを持った言葉です」

と、その定義を語ってくれた。また、活動内容については、


「各々が各々の自宅で多い時で3日連続試作会を行っており、カレーの材料の生産者の方やカレー屋さんとの交流もさせていただいています。その成果を披露する場として、学祭やイベント(京都、大阪、滋賀、神奈川、富山など)への出店も行なっています。またカレーの素晴らしさを広めるため、ホームページやSNSにてカレーにまつわる様々な事柄を言葉にしています」

という。なお、八木田さんの一番おいしかったカレーは「ポン酢カレー」だそうだ。


京大カレー部の公式サイトでは部員の紹介や「無印良品」のカレーの食べ比べのレビューなどが載せられており、コンテンツは盛りだくさん。ツイッターでも作ったカレーの写真をあげ、そのレビューもあげている。


京大カレー部では、スパイスから本格的にカレーを作り、カレーを「食べ、匂い、味わい、愛でることで己の中のすべての欲求を満たす」ことを「スパイス活動」と呼んでいる。


また、最終的な目的に「和洋中印泰の枠を超えたカレーの総合研究」を挙げ、今後については「おいしいカレーを作り売り、部持ちの車を購入するという夢を叶え、日本中にカレーを届けていくことで京都大学で一番有名なサークルへと成長していきたい」と述べている。


京大カレー部に友人が所属していたという京都大学出身の20代男性は、「噂には有名だった」と振り返る。京大カレー部のカレーはかなり本格的だったようで、食べた人は皆、「おいしい」と口をそろえて言っていたのだという。


そんな京大カレー部だが、実は2017年に書籍の出版も果たしている。


カレーに関するスパイス・オイルや、カレー部の研修記、地方遠征の記録のほか、インドへの遠征の記録まで、全7章で構成されている。ご興味ある方は、一度手に取ってみては。

Jタウンネット

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