インフルエンザ予防にも!マヌカハニーとはちみつとの違いは?いつ食べるのが効果的?優れた抗菌・抗炎症効果あり

2024年2月24日(土)14時30分 婦人公論.jp


イメージ(写真提供:Photo AC)

マヌカハニーはニュージーランドに自生する樹木「マヌカ」の花から採れるはちみつです。健康・美容に有効なだけでなく、優れた殺菌作用により感染症の予防効果も期待できる食品として注目されています。今回はマヌカハニーについて、一般的なはちみつとの違いや効果、選び方、楽しみ方をご紹介します。

* * * * * * *

一般的なはちみつとは何が違うの?


一般的なはちみつには、胃腸の調子を整える効果や美肌効果、殺菌作用などがあるとされています。

この殺菌作用ははちみつに含まれる「過酸化水素」に由来するものですが、マヌカハニーの場合はそれに加え、独自に「メチルグリオキサール」という成分を持ちます。

メチルグリオキサールは非常に強い抗菌・抗炎症・抗酸化の効果を持ち、病原菌やウイルスに対して優れた殺菌作用を発揮することで知られています。具体的には、風邪やインフルエンザ、胃腸疾患を引き起こすピロリ菌、食中毒の原因となる大腸菌やサルモネラ菌のようなウイルス・菌に対して有効です。

また、マヌカハニーははちみつ同様栄養価が高く、ビタミンやミネラル、アミノ酸などを豊富に含む食品です。

摂取することで、感染症予防だけでなく、健康維持や滋養強壮効果も期待できます。

「免疫をUPしてインフルエンザを予防しよう!免疫細胞が喜ぶマッサージと食事術を紹介」はこちら

マヌカハニーの選び方


マヌカハニーは、成分や濃度により効果や価格が異なります。マヌカハニーを選ぶ際に参考となるのは、「MGO(メチルグリオキサール)」や「UMF(ユニークマヌカファクター)」などの表示です。

「MGO」はメチルグリオキサールがマヌカハニー1kgにどれだけ含まれるか示した値、「UMF」はマヌカハニーの抗菌性をフェノール消毒液と比較した値です。

これらの数値が高いほど強い抗菌作用が期待できますが、数値が高いマヌカハニーは収穫量が少ないため、より高価になる傾向にあります。また、マヌカハニー特有の風味も強くなってしまいますので、日常の健康管理や美味しく食べる目的であれば、より数値が低く、食べやすいものを選ぶとよいでしょう。

また、市場に出回っているマヌカハニーの中には偽物も多いため、購入時には注意が必要です。例えば、「マヌカハニー100%」を謳っておきながら、実際には安価なはちみつを混ぜていたり、数値を偽っていたりするケースがあります。

本物のマヌカハニーを販売する店舗は、消費者からの信頼を得るために検査証明書などの情報を積極的に提供しています。購入の際には、これらの情報も参考にしてください。

『「油」で「脂」を落とすのがダイエットの新常識!?食事に加えれば内臓脂肪が勝手に燃える体に…<中鎖脂肪酸>のスゴイ効果』はこちら

上手に楽しむには


マヌカハニーの効果を最大限に活かすためには、栄養の吸収率が高い空腹時や食事の30分以上前に、ティースプーン1杯程度を摂るとよいとされます。

味の癖が強く、そのまま摂取するのが難しい場合は、ホットケーキやトーストに塗ったり、ヨーグルトや紅茶に溶かしたりするのがおすすめです。

ひとつ注意しておきたいこととして、マヌカハニーははちみつの一種であるため、まれにボツリヌス菌が含まれていることがあります。胃酸や腸内細菌が未熟な1歳未満の子どもには与えないようにしましょう。

マヌカハニーはニュージーランドの中でも特定の産地で限られた時期にしか搾取できない希少なはちみつです。価格が高価なのもこのためですが、数値が低いものであれば、比較的安く購入することができます。

マヌカハニー入りののど飴やのどスプレーなど、比較的安価な商品などもありますので、まずは低価格で試したいという人はこれらを選択肢に入れてみてください。

『【cinema】ヨーロッパ最後の自然養蜂家を追って 〜「ハニーランド 永遠の谷」』はこちら

婦人公論.jp

「予防」をもっと詳しく

「予防」のニュース

「予防」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ