羽生竜王、井山七冠に国民栄誉賞、記念に贈られた非売品の「熊野筆」に値段をつけたらいくら?

2018年2月25日(日)6時0分 Jタウンネット

[Jステーション−広島ホームテレビ]2018年2月14日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、広島の熊野筆が紹介されました。


将棋の羽生善治竜王と、囲碁の井山裕太七冠が、13日に国民栄誉賞を受賞しました。賞状と記念品が贈られましたが、その中に広島を代表する熊野筆も入っていました。


漆を赤、黒で何回も塗り重ねている


この熊野筆を作っているのは、熊野町にある一休園。熊野筆を専門に製造する、最大手メーカーです。


記念品となった熊野筆は特注の非売品で、一本一本手作りで仕上げました。値段をつけるなら1万円くらいだそうです。2本入ったものが3セット作られ、そのうちの2セットが国民栄誉賞の2人に贈られました。


一休園の水野貫治社長によると、「曙塗りといいまして、漆を赤、黒で何回も塗り重ねて艶出したもの」とのこと。


およそ1か月前に政府の依頼を受けた硯箱のメーカーが、特別な筆の製作を一休園に依頼しました。水野社長は、「名誉なことだなと思って、お受けしたんです。お2人には頑張って筆でサインしてもらい、書道の文化を広めてほしい」といわれていました。


熊野筆は化粧用の筆としても有名です。今回のことをきっかけに、熊野筆の良さがもっと広まっていってほしいですね。(ライター・石田こよみ)

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