新海誠「雲のむこう、約束の場所」初舞台化! ふぉ~ゆ~・辰巳が主演

2018年2月26日(月)18時45分 シネマカフェ

舞台「雲のむこう、約束の場所」

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大ヒット映画『君の名は。』で世界中から注目を集める新海誠の初長編アニメーション『雲のむこう、約束の場所』の舞台化が、4月20日(金)から東京、5月2日(水)には大阪で上演されることが決定した。

■ストーリー
戦後、南北に分断されたもうひとつの日本。世界の半分を覆う共産国家群「ユニオン」は、エゾ(北海道)を支配下に置き、島の中央にとほうもなく高い、純白の塔がそびえていた。しかし「ユニオン」の意図は誰にもわからない。青森県の津軽半島に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は異国の大地にそびえる塔にあこがれ、飛行機で国境の津軽海峡を越え、塔まで飛んで行く計画を立てていた。そのための小型飛行機<ヴェラシーラ>も、山の上の廃駅の倉庫で製作が進んでいる。

犯罪以外の何ものでもないこの計画は他言無用とされていたが、浩紀が口を滑らせたせいで、クラスメイトの沢渡佐由理にばれてしまう。さいわい佐由理は<ヴェラシーラ>に強い関心を持ち、計画の共犯者になってくれる。浩紀たちと佐由理は、「<ヴェラシーラ>が完成したら佐由理を塔まで連れていく」と約束を交わす。<ヴェラシーラ>が完成に近づくにつれ3人の仲も深まるが、佐由理はある日、塔の夢を見る。そして突然、浩紀たちの前から姿を消す。佐由理が目の前から消えてから浩紀たちは、<ヴェラシーラ>の製作を止めてしまう。そして、3年が経ち——。

■気になるキャストは?
主人公・藤沢浩紀を演じるのは、今年に入り2作目の主演作品となる「ふぉ〜ゆ〜」辰巳雄大、浩紀のクラスメイト白川拓也を「ジャニーズJr.」で「バッテリー」や「銭の戦争」に出演していた高田翔、ヒロイン・沢渡佐由理を「フェアリーズ」伊藤萌々香が演じることが決定。若い男女の葛藤を中心に描かれた原作の魅力に加え、舞台版では分断された2つの国に暮らす大人の背景も描くという。

辰巳さんは、「まさか新海誠さんの作品に関われる日が来ると思ってなかったです。出演が決まってからは、毎日興奮が収まりません」と心境を語り、「映像の中の世界観を大事にしながら、生身の人間が演じるからこその舞台『雲のむこう、約束の場所』にしたいです。そして、浩紀役を全力で演じきることを約束します」と意気込んでいる。

先輩の辰巳さんとは初共演だという高田さんは、「以前から多数の舞台に出演している辰巳くんとこうして共演できることをすごく嬉しく思いますし、先輩の背中を見ながら僕自身、精一杯出せるものを出していけたらいいなと思っています」と共演が楽しみと言い、伊藤さんは「私は前から新海誠さんの作品DVDを買って何十回も見るくらい大好きなので、まさか自分が演じることになるとは思ってもいませんでした。いまはとにかく楽しみで仕方ありません。あの世界観に見ている方を引き込めるよう全力で頑張りたいと思います」とコメントしている。

さらに、世界観を深めるために登場する新たな人物、岡部の妻・芳江役を浅野温子、浩紀と拓也がアルバイトをする蝦夷製作所の社長・岡部智之役を松澤一之、戦時下特殊情報処理研究室の室長・富澤常子役を湖月わたるら実力派俳優陣も出演する。

なお、チケットは3月14日(水)、オフィシャルWebサイトにて東京・大阪公演の最速先行発売がスタートする。

舞台「雲のむこう、約束の場所」は4月20日(金)〜24日(火)東京国際フォーラムホールC(東京)、5月2日(水)NHK大阪ホール(大阪)にて上演。

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