ニチレイから『たっぷり卵のえび炒飯』など、2025年 春季新商品の全64品が発売へ

2025年2月26日(水)10時37分 マイナビニュース


ニチレイフーズでは2025年 春季新商品として全64品を展開する。発売以来、売上No.1をうたう『本格炒め炒飯』は焼豚の満足度が向上してリニューアル。また新たに『たっぷり卵のえび炒飯』がラインナップに加わった。都内で担当者が詳細を説明した。
○■冷凍食品の美味しさ広がる
2025年の春季新商品(リニューアル商品を含む)全64品の内訳は以下の通り。価格はすべてオープン。
家庭用冷凍食品 新商品10品
家庭用冷凍食品 リニューアル商品21品
業務用冷凍食品 新商品9品
業務用常温食品 新商品3品
業務用冷凍食品 リニューアル商品21品
冷凍食品 新商品の『たっぷり卵のえび炒飯』(販売中)は、ふっくらとした食感の大きな卵がたっぷり入ったえび炒飯。色鮮やかで食べ応えのあるサイズのえびを使用している。シンプルな塩味の炒飯の隠し味として、自家製えび香味油を使用し、奥深い味わいに仕上げた。
冷凍食品 リニューアル商品の『本格炒め炒飯』(3月1日発売)は、圧倒的なパラパラ感+ゴロっと焼豚+自家製香味油の香り立ちが特徴。焼豚の製造工程を全面刷新した“新ゴロゴロ焼豚”は、従来品よりもサイズが約10%大きく、表面はより香ばしく、中身はよりジューシーになっている。
『極上メンチかつ』(3月1日発売)は、レンジ調理で手軽に専門店品質を味わえるメンチかつ。豚ロース肉とアンガス牛を使用し、肉のゴロっとした食感が楽しめるようカットサイズにもこだわった。洋食屋のレシピを参考に、スパイスをバランスよく配合して肉の風味を引き立てている。
『海苔つくね』(3月1日発売)は、国産の鶏肉を使用したふっくらした形状の鶏つくね。香り高い国産海苔を乗せている。シャキッとしたれんこんの食感もアクセント。甘辛しょうゆだれの味付けで、お弁当に、食卓のもう1品に、おつまみにちょうど良い。
『たらと明太チーズの天ぷら』(3月1日発売)は、たらのすり身に博多明太子、チーズを合わせた天ぷら。ふんわりとした食感のすり身に、国産大豆を使用した豆乳を加えて滑らかな食感に仕上げた。
『コクと旨味の魚介豚骨ラーメン』(3月1日発売)は、電子レンジで調理するトレイ入りの魚介豚骨ラーメン。好みに合わせて「汁ありのラーメン」か「汁なしのまぜそば」を選べる。レンジ調理でも伸びにくいコシのある自家製麺と、魚介の風味豊かで濃厚なコクのあるスープを使用した。具材は、自家製煮豚、メンマ、ねぎの3種類。
また、ニチレイが“食と健康における新たな価値の創造”の実現に向けて立ち上げた健康ブランド「everyONe meal(エブリオンミール)」から、全13品を3月1日に発売する。毎日の食事で手軽においしくたんぱく質が摂れる(100gあたりたんぱく質を9g以上配合した)メニューを用意している。
『5種野菜のチーズビビンバ』は、コチュジャンソースで味付けしたご飯にピリ辛の肉みそと5種の野菜(もやし、人参、小松菜、ぜんまい、大根)のナムルを彩りよくトッピングした。『鶏だし香るカオマンガイ』は、チキンコンソメで釜炊きしたごはんに厚めにスライスした鶏むね肉を乗せた。
『鶏と豚ひき肉のキーマカレー』は、色鮮やかなターメリックライスに8種のスパイスを配合したカレールーを合わせた。『生姜香る参鶏湯(サムゲタン)』は、もち麦入りごはんとほぐした蒸し鶏が濃厚な旨味のあるスープとマッチする。
○■タイパと美味しさを両立
ニチレイフーズの糸永すず氏によれば、家庭用冷凍食品市場(店頭売り)については右肩上がりの傾向が続いている。「2024年度も過去最高の7,650億円規模で着地の見込みです」と糸永氏。またある調査では、「日常生活でタイパを意識すること」の1位が「食事・料理」で、以下「掃除」「仕事」「買い物」という結果だったという。そのうえで「食事・料理にはタイパを求める一方で、栄養や美味しさを両立させたいニーズも明らかになっています」と続ける。
このことから「簡単便利な冷凍食品がお役に立てる余地は、まだまだあると感じています。ニチレイフーズでは引き続き、美味しさ、健康などにこだわった新商品を展開していきます」と意気込む。
米飯カテゴリでは、直近10年で200億円も伸長した炒飯類が成長ドライバーになる。糸永氏は「現在、チャーハンの手作り率は約60%ですが、タイパ意識が高まれば冷凍食品に切り替える人も増えると予想しています」と分析する。そこで期待を寄せるのは、すでに年間売上が150億円を突破している『本格炒め炒飯』のさらなる成長。2025年 春季のタイミングで焼豚のサイズ、香ばしさ、ジューシー感を向上させて満足度を上げた。また新たな定番フレーバーの掘り起こしとして『たっぷり卵のえび炒飯』を市場に投入する。
パーソナルユースのカテゴリでは、麺類の人気に着目。「自身の好みのモノを食べたい」というニーズの高まりも捉え、汁あり・汁なしを好みで選べる新商品『コクと旨味の魚介豚骨ラーメン』の提案に至った。ちなみに現行商品「本当に旨い担々麺」(2024年秋発売)は販売から2か月強で150万食を達成したとのこと。糸永氏は「デュアル調理麺の第2弾という位置づけになります。その日の気分に合わせて食べ方や味を変えたい方に、新たな商品のご提案です」とアピールする。
食卓おかずのカテゴリは直近5年間で約600億円も増加しており、今年度も過去最高を更新する見込み。一方で、自宅で揚げ物をする頻度は年々減少していることから「肉カツ系の冷凍食品が活躍する余地が広がっています」(糸永氏)と分析する。そこでニチレイフーズでは肉の美味しさにこだわった『極上メンチかつ』を開発した。豚ロースとアンガス牛の肉感にこだわった商品で、「洋食店の味付けをレンジで再現できる」と訴求していく。
近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら

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