玄関で…?子供への“コロナ対策”が神経質すぎる妻に嘆くしかない夫

2月27日(土)22時15分 All About

DV(ドメスティックバイオレンス)については連日のように報道されている。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、家族間でストレスが高まっているといわれている。

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妻に疲れた夫の嘆き

DV(ドメスティックバイオレンス)については連日のように報道されている。内閣府の調査によれば、2020年4月から11月までの相談件数の総数は13万2355件で前年比1.6倍だという。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、家族間でストレスが高まっているといわれている。

妻のイライラが止まらない

「我が家では、妻の暴言が日常化してしまいました」
疲れたような表情でそう言うのは、コウヘイさん(44歳)だ。同い年の妻との間に、8歳と4歳の子がいる。
「昨年4月の緊急事態宣言のとき、僕は慣れないリモートワーク、妻はパートが自宅待機、子どもたちも休校で、本当に4人で顔をつきあわせる事態になりました。僕は仕事をしなければいけないのに、子どもたちはリビングで騒ぐ。それを妻が怒鳴りまくるという悲惨な状態。笑うに笑えなかったですね」
非常事態宣言が明け、夏休みを経て子どもたちが学校や幼稚園に行くようにはなったが、それでもコロナ感染者は日ごとに増えていく。もともと神経質だった妻が、さらに口うるさくなった。
「僕は秋から週2回出社。だからやはり家にいる時間は長い。昼食などは自分で作っていましたが、妻は家中を毎日掃除しまくっていました。子どもが帰ってくると、まず玄関で洋服を脱がせて、そのままお風呂へ直行。上は女の子なので玄関で服を脱ぐのはイヤだと叫ぶ、それを妻が無理やり下着姿にして抱きかかえていく。せめてバスタオルでくるんであげなよと言うと、『くるんだタオルもすぐ洗わないといけないでしょっ』と言われました。でも僕は娘が帰ってくると玄関にバスタオルを持っていきましたよ。かわいそうだもん」
もちろん収入面でも、妻の愚痴は止まらない。妻のパートはそのまま雇い止めになり、ほとんど補償もなかった。新たなパートを探してもなかなか決まらない。コウヘイさんも残業代がなくなって厳しい。
「もちろん小遣いはまったくもらっていません。心配したうちの両親や妻の両親が、ときどき子供服や食料品を送ってくれましたね。うちは農家ですから、秋には新米を大量に送ってきた。でも妻はお礼の電話ひとつかけないんですよ」
コロナ禍以前のコウヘイさんは、神経質ではあるが、それは気遣いや心配りのできるという意味で妻の美点だと思っていた。ところがコロナ禍では悲観的で細かくて口うるさいという短所となってしまった。妻が変わったわけではなくて、神経質というひとつの側面が状況によって表現を変えてきたということなのだろう。

一度キレると止まらない

昨年の晩秋ころから、妻はコウヘイさんにも妙に冷たく当たるようになった。
「家で仕事をしていて、昼食を作ろうとすると、『昼間から食材をあまり使わないでよ』と言う。きみは何を食べるのと聞くと、『昼は抜きよ、当然』と。そうなるとこっちは食べづらいから、カップラーメンかなんかを仕事中の寝室へもっていくしかない。妻を怒らせないようにすることに気を遣うようになりました」
そして年末、妻は突然、「お餅も買えない」とさめざめと泣き出した。家計簿のようなものはつけているのだろうから、ちょっと見せてほしい。一緒に考えようと言ったら、妻はキレた。
「たいした給料でもないのに家計簿なんてつけてるわけがないじゃない!」と。
「家計は妻に任せていました。妻もそうしてほしいと言っていたから。それなのに家計簿もつけてないなんて。会社でいえば収支がわからないということ。思わずあり得ないと呟いてしまった。すると妻は『私はずっと忙しかったの、あなたが育児の何をしてくれた?』って。それを言われると言い返せませんが、それとこれとは別だろと。すると妻は持っていた新聞紙を丸めて棒状にし、いきなり僕の頭を叩いたんですよ」
殺気あふれる妻の顔が今も忘れられないとコウヘイさんは言う。暴力はやめろと言ったが、それをきっかけに妻はときおり暴れるようになった。椅子やテーブルをひっくり返したこともある。
「とにかく子どもたちの安全を図らないといけない。ただ、僕がいないときに妻が暴れることはないと娘が言っていました。でも子どもたちにしたら怖いですよね。声が響かないほど大きな家ではない、小さなマンションですから」
今のところ、コウヘイさんがケガをするような暴力はない。だがときどき、妻はリビングや寝室などで、「スイッチが入ってしまう感じ」になり、泣きながらティッシュの箱や皿などを手当たり次第にコウヘイさんに向かって投げてくる。
「常に苛立ってはいるようですが、普通に話せます。機嫌は悪いけど。妻のストレスもわかりますが、つらいのはみんな同じ。こういうときだからこそ冷静になって話し合いたいと思って、その機会を狙っているところです」
(文:亀山 早苗(恋愛ガイド))

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