JKの間でオオサンショウウオを流行させたい 京都水族館の壮大すぎるプロジェクトが話題
2020年3月1日(日)17時0分 Jタウンネット
京都水族館といえば「オオサンショウウオ」だ。地元鴨川に生息するオオサンショウウオを展示していて、その生態を詳細に知ることができる貴重な施設として知られている。
2020年2月25日、その京都水族館の公式アカウントから次のようなツイートが投稿され、話題となっている。
ある日突然、スタッフ全員に配布されたオオサンショウウオポーチ(?__?)
とても可愛い上に色々入れることができて便利です?
実は昨年、バックヤードにはこんな張り紙が... pic.twitter.com/b0NheDCtPn
- 京都水族館【公式】 (@Kyoto_Aquarium) 2020年2月25日
投稿によれば、オオサンショウウオの姿を再現したポーチが、「ある日突然、スタッフ全員に配布された」という。しかも、19年夏頃からバックヤードに掲示されたという張り紙には、
「目標 京都市内の女子高生の間で大ブームになる」
とも。オオサンショウウオポーチをJKの間で流行させようとは、なかなか壮大な目標だ。
京都水族館はいったい何を考えているのだろうか。Jタウンネット編集部は2月26日、広報担当者を取材した。
「手軽に着用できて実用的」
そもそも、オオサンショウウオポーチは京都水族館が開業した2012年から販売を続けているもの。なぜ、このタイミングで改めてスポットを当てようと思ったのだろうか。
Jタウンネットの質問に、京都水族館の担当者は次のように答えてくれた。
——「オオサンショウウオポーチ」に関するプロジェクトを始めたきっかけは?
「9月9日のオオサンショウウオの日に向けて、館内をオオサンショウウオで盛り上げたいと考えたことがきっかけです。スタッフ皆で一体感を出すためには何が良いかと議論し、こちらの手軽に着用できて実用的なオオサンショウウオポーチを付けることになりました」
——「オオサンショウウオポーチ」をスタッフ全員に配布し、着用ルールも決めたわけですが、スタッフの感想はどうだったのでしょう。
「小物なども入り実用的ですし、お客さまとのコミュニケーションのきっかけにもなっており好評です。 ただし、着用の強制はしていません 」
——ポーチにスポットを当てた狙いは?
「手軽に着用できて実用的だったためです」
——京都市内の女子高生の間で大ブームになるという目標を掲げたようですが、目標達成はできそうですか?
「正直分かりません。 スタッフ全員に浸透させるために、わかりやすくて楽しく感じてもらえるような目標を設定しました。張り紙にはこのように書いておりますが、京都市内の女子高生に限らず、たくさんの方が大切に使っていただきたいと思っております」
——このようにSNSで話題となっていることに対して、コメントをお願いいたします。
「スタッフ一同、大変喜んでおります。生きものに興味のない方にも少しでも興味を持っていただけるようなきっかけになればと思っております」