【高校受験2018】千葉県公立入試後期3/1<英語>講評…時間配分に注意、情報の整理力が鍵
2018年3月1日(木)21時11分 リセマム
◆<英語>講評(京葉学院 提供)
昨年度と比較して大きな傾向の変化はありませんが、内容を正確に把握した上で考える力を求める問題もありました。時間配分に気を付けつつ解答に必要な情報を手際よく見つけ出す力と、読み取った情報を的確に整理する力が求められるといえるでしょう。基本的な問題も多いですが、正答率の下がりそうな問題も含まれていました。
1. リスニング
大問2題構成で、配点は28点でした。大問1では放送された英文全体が何についての話かを問うものなど、放送された英文の一部ではなく全体から判断して解く問題も含まれていました。大問2では、読み上げられた数字およびつづりの書き取り問題が出題され、戸惑った受験生もいたのではないでしょうか。
2. 文法問題
整序問題はいずれも難しくはありませんが、「at the end of〜」「be famous for〜」といったイディオムが出題されました。今後もイディオムについてはしっかりと学習していく必要があります。また、整序問題ではカッコの外にある単語とのつながりを考えて解きましょう。
3. 条件英作文
例年通り問題文に書かれた意見に対する賛否を選んで書く問題で、今回は英語以外にも外国語を学んだ方がよいかというテーマでした。対策をしていれば十分に対応できたのではないかと考えられます。無理なく書ける単語・文法を用いてシンプルな英文を書くとよいでしょう。
4. 短文読解
大問5(1)は広告の読み取り問題でした。広告の内容はやや読み取りにくく、問題を解くのに必要な情報を手際よく読み取って答える力が求められました。(2)丸1は英語の質問に英語で答える問題です。典型的な問題と言え、過去問題にしっかりと取り組んでおくことで無理なく対応することができます。(2)丸2は本文内容に合う看板のイラストを選ぶ問題で、本文内容を整理して答える力が求められます。
5. 長文読解/対話文読解
大問6の長文読解は、乳歯が抜けた場合にどうするかについて国による違いが述べられた文章で、細部までしっかりと意味を把握することが必要でした。大問7の対話文読解は取り組みやすい問題が多かったと言えますが、単純な応答だけではなく本文の内容から、ある都市の現在時刻を類推して答える問題も含まれていました。
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このレポートは平成30年3月1日(木)に速報として京葉学院により作成されたもの。
京葉学院は、千葉県内で学習塾や個別指導タクシスなどを展開している。平成30年度の千葉県公立高等学校入学者選抜については、各校で入試報告会を実施。開催日時など、詳細は各校へ確認すること。
協力:京葉学院