ヘボさ競う謎のロボット大会「ヘボコン」、ついに東北進出 初代王者は「ボロぞうきん号」

2019年3月3日(日)21時0分 Jタウンネット

[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2019年2月18日の放送では、東北では初開催だという「ヘボコン」について紹介していました。


 

ヘボコンとは技術力があまり高くない人を対象としたロボットの相撲大会。勝ち負けよりも品質の低さを争うという、一風変わった大会です。大会名のヘボは、もちろん技術なとが劣る意味の「ヘボ」からきています。


ナンバーワン「ヘボ」は?


会場は宮城県川崎町にある国営みちのく杜の湖畔公園。ルールは相撲と同様、土俵に見立てた板から落ちるか倒れた方が負けで、トーナメント形式で行われました。今回は11チームが参加しましたが、アクシデントが続出。お互いに相手に近づくことすらできず時間切れになったロボや、突進に失敗しそのまま土俵から落下してしまうロボも出るなど、まったく先が読めない展開。手に汗握る(?)試合が繰り広げられました。


決勝は小学5年生率いるアームとキャタピラの推進力が武器の「それいけミミちゃん号」と、ネコ顔クッションが目をひく「フェイスオブねこ」の対決です。名前からはユニークなロボットがイメージできると思いますが、見た目はへっぽこなロボットです。突進による一撃で「フェイスオブねこ」が優勝に輝きました。


ですがこの大会の主役は「ヘボさ」です。数々の熱戦を経て投票で決められる「最も技術力が低い作品賞」を受賞したのは「ボロぞうきん号」でした。ぞうきんの下に風船を隠して相手を倒す狙いでしたが、なんと空気ポンプが不調で動きませんでした。


この大会は、ロボットに気軽に親しんで欲しいとの思いから始まり、世界25か国で開催されています。


物作りの楽しさに触れる入り口に最適なイベントですね。主催者は、今後も大会を続けていきたいと言っていました。(ライター:rin.)

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