【認知症の父はサンマばかり】毎日電話で「サンマを買ってきてくれないか?」10日で6回もサンマだった…老々介護の父と娘【第55話まんが】

2025年3月4日(火)11時0分 婦人公論.jp

95歳、男やもめの頑固な父を、67歳の一人娘が介護する…笑って泣ける介護連載『オーマイ・ダッド! 父がだんだん壊れていく』が好評につき単行本化。この物語を原作に、主人公たちの若い頃まで遡り、家族の物語をとんがりめがねさんの漫画でお届けします。

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1話から読む

買い物へ行く機会が減った父


前話からの続き。

父は週に2度のデイサービスには通いつづけているが、体力の低下もあってか、私と買い物へ行く機会はめっきり減ってしまった。

↓↓↓何かあったの?

サンマを買ってきてくれないか?


↓↓↓小一時間後…

サンマを…


認知症の父が食べたものを覚えていないのは仕方がない。同時に「覚えていない」は魔法の言葉だと思う。そう言われたら許すしかないし、何も言い返せないからだ。どうして忘れるのかを問うたところで、物忘れは治らない。つまり、優しく接して従うよりほかないのだろう。抗っても仕方がないのだ。

リクエストの食材が、頭に良いとされるサンマでよかったと思うことにした。サンマ月間のときの父は、心なしかしっかりしたように見受けられたから......。

第56話へ続く。

原作はこちら

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