【定年後】働くシニア1000人に聞いた貯蓄額の最多層は? - 「100万円未満」も15%
2025年3月4日(火)9時22分 マイナビニュース
ヒューマンは2月20日、「シニアの仕事観とキャリアに関する実態調査2025」の結果を発表した。調査は1月9日〜15日、定年退職後に就労している65〜74歳の男女1,000名(男性600名/女性400名)を対象に、インターネットで行われた。
まず、「今後の“なりたい自分”の姿を思い描けていますか?」と質問したところ、51.3%が「思い描けている」と回答。同社実施のZ世代を対象とした調査では約3割であったことから、シニアは“なりたい自分”の姿を思い描けている人が多いことが明らかに。
一方、「定年後のキャリアプランを持っている」という人はおよそ4割(41.4%)。検討を始めた時期を聞いたところ、「60代後半」(34.5%)が最多で、次いで「50代後半」(21.5%)、「60代前半」(18.6%)という結果に。定年退職の年齢は異なるため一概には言えないが、定年退職後に検討を始める人が多いものの、定年退職前からセカンドキャリアについて検討していた層も多いことがうかがえた。
次に、目標とする貯蓄額を教えてもらったところ、「3000万円〜5000円未満」(14.4%)や「2000万円〜3000万円未満」(14.2%)が多く、実際(現在)の貯蓄額では、1位「3000万円〜5000万円未満」(10.8%)、2位「2000万円〜3000万円未満」(10.4%)となり、目標額と大きな差はないよう。しかし一方で、3位が「1万円〜100万円未満」(10.1%)であることから、シニアの現在の貯蓄額については、「2000万円以上」と「100万円未満」の二極化の状況にあることがわかった。
次に、自分らしく働いていると思うシニア(65歳以上)の芸能人・著名人を聞いたところ、「所ジョージ」さんが1位に。理由を聞くと、「いきいきしている」「楽しそう」「仕事と好きな事、趣味との両立」といった声が寄せられた。続く2位は「明石家さんま」さん、3位は「タモリ」さんだった。
また、年下上司になってほしい芸能人・著名人についても聞いたところ、「天海祐希」さんが1位に。「ついていきたいと思わせる何かがある」「公正な判断力」「的確な指導力」などの理由が多く挙げられた。続く2位は「大谷翔平」選手、3位には「所ジョージ」さんがランクインした。