ITエンジニアの年収ランキング、世界73カ国中「日本」は何位? - 1位はスイス

2025年3月4日(火)9時40分 マイナビニュース


ヒューマンリソシアは2月20日、「データで見る世界のITエンジニアレポートvol.15」を発表した。調査は、国際労働機関(ILO)や経済協力開発機構(OECD)の公表データ、各国の統計データベース等をもとに独自集計したもの。
同調査では、世界のITエンジニア給与(平均年収)について、調査会社ペイスケールのサイトにてSoftware Engineer の年収を調査し(検索日2024年10月11日)、2024年1〜9月の平均為替レートでUSドルに換算し、集計している。
平均年収を取得できた世界73カ国のデータを集計・比較したところ、最も給与が高かったのは、前年同様「スイス」で10万3,942USドルだった。続く2位は「米国」で9万4,254USドル、3位は「デンマーク」で7万2,477USドルという結果に。一方「日本」は3万40USドルで31位となり、前年調査の26位を下回った。
また前年比での増加率を集計したところ、増加幅は全体的に前年調査より縮小しているものの、比較可能であった69カ国のうち30カ国において前年より給与が上昇している。
中でも、「ポーランド」(上昇率10.17%)の上昇率が高く、ポーランドは前年調査でも前年比19.6%も上昇しており、ITエンジニア数についても大幅に増えていることから、IT市場が大きく拡大していると推察される。次いで「ポルトガル」(同9.73%)、「ラトビア」(7.41%)と続き、上位10カ国のうち8カ国をヨーロッパが占めた。
一方「日本」は、前年比-16.7%の減少で69カ国中59位。為替変動の影響を考慮してもなお、世界各国と比較し、相対的に日本の給与水準が低下傾向であると推察される。
また、ITエンジニアの給与および増減率をG7構成国で比較したところ、USドルベースの平均年収において「日本」はG7で最下位という結果に。
さらに、前年比の増減率においても、「英国」(4.16%増)、「ドイツ」(2.59%増)など、G7各国が増加している一方、「日本」(-16.70%)はG7で唯一減少している。対USドルの為替変動の影響を考慮し、各国の現地通貨ベースで比較しても、G7各国ではITエンジニアの給与が上昇している一方、日本は円ベースでも前年より減少していることが分かった。

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