舞台「千と千尋の神隠し」英ローレンス・オリヴィエ賞に新作作品賞ほか4部門ノミネート
2025年3月5日(水)12時30分 シネマカフェ
舞台「千と千尋の神隠し」橋本環奈 撮影 Johan Persson
ローレンス・オリヴィエ賞は、その年にイギリスで上演された演劇、オペラ、ダンス、ミュージカルに与えられる、世界的に最も権威ある演劇賞のひとつ。
2025年度のノミネートが日本時間3月4日21時(ロンドン現地時間同日正午)に発表され、舞台「千と千尋の神隠し」が、最優秀新作演劇作品賞(エンタテインメント部門)、最優秀美術デザイン賞、最優秀衣裳デザイン賞、最優秀音響デザイン賞の4部門にノミネートされた。
東宝演劇では、1966年に開場した帝国劇場で製作した「風と共に去りぬ」の世界初演ミュージカル化をロンドン・ドルリー・レーン劇場で上演して以来、数々の作品を製作し続けてきた。
昨年のロンドン・コロシアムで30万人を動員しロンドンを熱狂の渦に巻き込んだ舞台「千と千尋の神隠し」4か月公演が、今回のノミネートにより、ロンドンで高く評価されたことが改めて証明された形となった。
舞台「千と千尋の神隠し」
ローレンス・オリヴィエ賞ノミネート部門
■最優秀新作演劇作品賞(エンタテインメント部門)/Best New Entertainment or Comedy Play
舞台「千と千尋の神隠し」英題:Spirited Away
■最優秀美術デザイン賞/Best Set Design
ジョン・ボウサー(美術)、トビー・オリエ&デイジー・ビーティー(パペットデザイン)、栗山聡之(映像)
Jon Bausor for Set Design, Toby Olié & Daisy Beattie for Puppetry Design and Satoshi Kuriyama for Projection Design
■最優秀衣裳デザイン賞/Best Costume Design
中原幸子(衣裳) Sachiko Nakahara
■最優秀音響デザイン賞/Best Sound Design
山本浩一(音響) Koichi Yamamoto
授賞式は4月6日(現地時間)にイギリス・ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにて開催される。
舞台「千と千尋の神隠し」は7・8月に中国・上海公演が予定されている。