3月7日までに大地震発生の恐れ、千島海溝が危ない? トルコ地震を予言したオランダ人研究家が警告!

2023年3月4日(土)14時0分 tocana

——予言・ 滅亡研究家の白神じゅりこが古今東西の予言者の言葉を独自に解釈、不確実・不確定な未来を生き抜く知恵を授ける連載。地震や台風などあらゆる自然災害、紛争・戦争などの人災の発生、 重要人物の急死あるいは復活、政治的スキャンダル、 歴史的大事件などを科学的・経験的な予測を超越した“予言” を通して眺めていく。


 今回はオランダの地震予言者であるフランク・フッガービーツ氏を取り上げる。


 2月6日、トルコ南部のシリア国境近くで、M7.8とM7.5の大地震が立て続けに起こったが、先月、筆者はフッガービーツ氏がこの地震を発生の3日前に予言していた可能性をTOCANAで紹介した。


・オランダの地震予言者がトルコ大地震を発生3日前に予言していた! 正確なタイミングと規模… 独自の予測法「太陽系幾何学指標(SSGI)」とは?


 そんなフッガービーツ氏が、ふたたび地震の発生を警告しているとセルビアのニュース番組サイト「B92」(3月1日付)が報じた。


フッガービーツ氏の最新予言

 2月27日、フッガービーツ氏は自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。「3月の第1週は、(地震が発生する可能性について)非常に重要になるだろう」と警告。


「3月2日と5日のあたりに惑星の幾何学的配置が収束されることにより、大規模な地震活動が発生する可能性があります。3月3日と4日および/または3月6日と7日に巨大地震が発生する可能性があります」



 さらにフッガービーツ氏は、「次に発生する地震は、M8を超える可能性がある」と主張。その範囲は「極東ロシアのカムチャツカ半島や千島列島から、フィリピンやインドネシアに至るまで、数千キロメートルに及ぶ可能性がある」と述べた。


 千島列島といえば、「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震」が思い起こされる。


 M9クラスの巨大地震を引き起こすとされる震源域で、最近の地質学の調査においてもその時期が逼迫しているとされる。


 恐ろしいことに、2月25日には北海道釧路沖でM6.1、根室地方北部と根室地方南部で震度5弱を観測する地震が発生している。



 千島海溝に近い場所で発生したこともあり、この地震は「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震」の前震ではないか? と恐れる声がネット上に広がった。


 しかし、札幌管区気象台によると、「北海道が載る陸地のプレートの下に沈み込む太平洋プレート内部の断裂が原因とみられる」とされ、プレート境界面が一気にズレて発生する「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震」とは別のメカニズムの地震であるとのこと。



フッガービーツ氏の予言は当たるのか?

 フッガービーツ氏が地震予測に用いているのは「太陽系幾何学指標(Solar System Geomtry Index=SSGI)」という特殊な手法だ。これは太陽系の惑星の位置をもとにした占星術的手法を用いて、地震発生周期を算出するというものなのだが、科学者からの評判は良くない。


 ロシア科学アカデミー・地球物理学研究カムチャツカ支部責任者であるダニラ・チェブロフ氏は、フッガービーツ氏の予測に疑問を呈し、彼を「アマチュア」と表現。


 「太陽系の惑星の動きと地球の地震活動との関係は非常に弱く、それを主要な予知ツールとして使用することは問題がある」とチェブロフ氏は、フッガービーツ氏の予言手法を真っ向から否定している。
 米国地質調査所のスーザン・ハフ氏は、先月初旬にフッガービーツ氏について「大地震を予言した科学者はいない」というように、彼のトルコ大地震の予言的中が単なる偶然であったと否定している。


 もともと、フッガービーツ氏の地震予測手法には異論や反論も多く、主流の科学者からの評判は悪い。


 フッガービーツ氏の予言的中は、ただの偶然だったのだろうか?


以前の筆者の記事の中でも紹介させていただいたが、フッガービーツ氏は自身のTwitterアカウントで2月7日に次のように警告していた。


「これまでのところ、M 5.5 以上の余震がトルコで10 回発生しました。余震は今後数日、場合によっては数週間続きます。M6より強い余震が発生する可能性があります」


 その後、フッガービーツ氏の警告した通り、2月20日夜、トルコのハタイ県でM6.4とM5.8の大地震が発生。


 もし、フッガービーツ氏が今回新たに発表した予測通りの時期と場所に巨大地震が発生した場合、主流の科学者らも彼の地震予測手法を無視できなくなるであろう。


 普段から防災意識を高めておくためにも、彼の予測に注意を払っておいた方が良いかもしれない。


参考:「B92」「北海道新聞(Yahoo!ニュース)」

tocana

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