「田舎生まれの自分には選択肢がなかった」 YouTuberヒカル、非大卒就活生にアドバイス

2018年3月6日(火)13時0分 Jタウンネット

インフルエンサーマーケティング事業を手掛けるVAZ(バズ)は2018年3月3日、本社オフィス(東京都渋谷区)で、中卒、高卒、高専卒、専門卒、大学中退などの「非大卒者」を対象にした「バズキャリ就活」を開催した。


同社の就活支援サービス「バズキャリア」による、企業と参加者のマッチングイベントで、18日にも行われる。7000人の応募者から選ばれた120人(両日合わせて)が、自己PRやワークショップを通して、参加企業にアピールした。


IT企業で働く未来は「描けなかった」


イベント冒頭には、同社所属のYouTuber、ヒカルさん(26)による講演も行われた。兵庫県出身で「田舎で生まれて、田舎で育った」というヒカルさんは、参加者に向けて、こう語りかける。


「田舎ではIT企業で働いている人がいないので、IT企業で働くことは選択肢になかった。そんな未来は描けなかったんですよ、田舎ってだけで。生まれたところが違うだけで、(職業の)選択が限られているのが現状だと思います」

その現状を変えて、選択肢を与えるべく、17年6月に生まれたのが「バズキャリア」だ。就活といえば、一般的に大卒のイメージだが、こちらは18歳から29歳までの「非大卒」を対象にしている。スマートフォン用アプリで、キャリアカウンセラーとチャットでの進路相談を行い、場合により対面でも面談を行いながら、内定獲得までをサポートする。


イベント前に行われた記者会見で、森泰輝社長は、非大卒の求職がハローワーク頼みになっている現状を「国営化されているような状態」と表現しつつ、民間サービスである「バズキャリア」の概略を説明した。


今後は地方開催も


「バズキャリ就活」の会場には、福島や愛媛など、遠方からの参加者もいたが、これから東京以外での開催もあるのだろうか。Jタウンネットの質問に対し、森社長は、


「ヒカルを含めて、うちのタレントは、全国にまんべんなく影響力がある。求職で悩んでいる子たちをより多くサポートできるように、地方開催は必須だと思っています」

と語る。加えて、地元で働きたい人のニーズに、どうこたえていく予定か聞くと、


「そこについては、全力でサポートしていこうと思う。僕ら自体がお客さんを探しに行くというのもそうですし、既存の『地元に強い人材会社さん』との連携も含めて進めていきたい」

とのことだった。


Jタウンネット

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