高級バイクも乗り放題!「サイクルモード大阪2024」イベントレポート - 大盛況のシマノブースにも潜入

2024年3月6日(水)14時49分 マイナビニュース

西日本最大のスポーツ自転車フェスティバル「CYCLE MODE RIDE OSAKA 2024」(サイクルモード大阪)が3月2日、3日にかけて開催された。会場となった大阪・万博記念公園には全国から多くのサイクリストが集まり、大盛況のうちに幕を閉じた。
今回は、サイクルモード大阪の見どころや、日本が誇るアウトドアスポーツメーカー「シマノ」ブースを中心としたイベントレポートをお届け!
○高級バイクも乗り放題!「サイクルモード大阪」会場の様子
サイクルモード大阪は、世界的な人気スポーツサイクルブランドや自転車関連のギアやウェアなど、自転車に関連するあらゆるアイテムが集結する大規模イベント。ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、ミニベロ(小径車)、そして近年人気急上昇中のスポーツe-BIKEなどすべてが乗り放題で楽しめる、まさに自転車のフェスティバルである。
場内には「ピナレロ」「デローザ」「ビアンキ」「リドレー」などの世界的な人気ブランドのブースなどがズラリ。それぞれ最新バイクを展示し、試乗車も数多く用意していた。
普段はなかなか乗れないような超高級バイクも惜しげなく解放。できるだけたくさんの自転車の乗り心地を確認して比較すべく、多くのサイクリストがテンポ良く各ブースを周り、気になった自転車の試乗を繰り返していた。
試乗コースは万博記念公園の東の広場から中央口方面にかけての約2km! 試し乗りにしてはなかなかのロングライドが楽しめる。
さらに、マウンテンバイクやグラベルロード向けの「オフロードバイクコース」も設置。欧米を中心に人気を高い誇るオフロードバイクだが、近年は日本でもじわじわと人気が出てきているようで、この日も多くの人がそのダイナミックな乗り心地を味わっていた。
万博記念公園を象徴する太陽の塔の周辺では、子ども向け自転車乗り方教室「ウィーラースクール」が開催されていた。自転車に乗るためのバランス感覚や操作方法などといった基本動作から、自転車を運転するうえで守るべき交通ルールなどをインストラクターが丁寧にレクチャー。多くの子どもたちがスピード感のあるスポーツタイプバイクを上手に乗りこなし、ご満悦の笑みを浮かべていた。
自転車関連アイテムとしては、ヘルメットやウェアなどのブースはもちろん、車載用サイクルラック「シーサッカー」もブースを出展。シーサッカーは「吸盤式キャリアシステム」を採用したサイクルラックで、日本ではまだ珍しいが、欧米ではすでにレースなどでも使用されている。
固定式のサイクルラックと違い、簡単に着脱できるので、洗車するときや高さ制限がある駐車場に停めるときなどもサクッと取り外すことができてとても便利そう。実際、ブースには多くの人が集まり、そのお手軽さとホールド感の強さに感嘆の声を上げていた。
○大盛況!世界の「シマノ」ブース
大阪に本社を置くシマノのブースも多くのサイクリストで賑わっていた。特に目立っていたのは、ブース中央でずらりと並んだシマノのサイクリングシューズである。
在庫の関係もあり、店頭ではなかなか全種類が並ぶことはないが、こちらのブースはハイエンドモデルも含めてほぼ全種類のシューズを展示。また、基本的にショップにはハーフサイズ(“40.5”などのこと)も置かれていないが、ブースでは全サイズが用意されており、スタッフのアドバイスを受けながらシューズフィッティングすることができる。

通常はオンラインでの限定販売となっているシマノのアイウェアも試着することができた。シマノのアイウェアは独自の規格で作られており、「ポリアミド」という素材を使用することで、一般的なアイウェアより10gほどの軽量化に成功。アイウェア本体の重量が20〜30gと考えると、“10g”という数字がいかに偉大かということがうかがえる。
シマノが展開する、創業100年を超える自転車大国ベルギーのヘルメットブランド「レイザー」のヘルメットも展示。レイザーは10年の開発期間を経て完成させた「キネティコア」を搭載するなど、高い安全性で信頼を得ているブランドだ。
キネティコアとは、車のクランプルゾーン(ボンネットが変形することで衝撃を緩和する仕組みのこと)からヒントを得て開発された衝撃吸収機能のこと。もともとは欧米人向けの設計だったが、シマノが日本人の頭に合うようフィッティングし直しているので、着け心地も実に快適である。
ブースでは、昨年ローンチしたばかりの新型コンポ「CUES」も展開。シンプルで汎用性が高く、ロードバイクからマウンテンバイクまで幅広い自転車スタイルに対応するミドルコンポーネンツである。負荷の強いE-BIKEでの走行にも耐えうる頑丈さを持ち、消耗もしづらく、なんと通常の3倍も長持ちするほど高い耐久性を誇っているという。日本では、まだ完成車としてはほぼ市場に出ていないので、今回の展示は実に貴重な機会となった。
他にも、自転車とアウトドア遊びを組み合わせた「ライド&フィッシュ」や「ライド&キャンプ」といったライフスタイルを提案したり、大阪府堺市に工房を構えるバイシクルフレームブランド「ソウカワガレージ」とのコラボバイクを展示したりするなど、好奇心を刺激する仕掛けがブースの随所に仕掛けられていた。
次回は、近年の注目度が急上昇中の最新E-BIKE事情をお伝えしたい。

マイナビニュース

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