結局強いのはアナログなのか... 東京駅のデジタルサイネージに当てられた「修正パッチ」に注目集まる

2023年3月7日(火)18時21分 Jタウンネット

アナログからデジタルになり、便利になったものは多い。

たとえば紙のポスターをいろんなところに掲示するとする。人力でポスターを貼ってまわり、もし内容に変更があったら訂正のシールを貼るか別のポスターに張り替え、必要がなくなれば剥がして回る必要がある。

しかし配信型のデジタルサイネージを使えば、1か所で作業するだけで、簡単に表示されている内容が変わる。修正だって比較的簡単にできそう——なのだが。

2023年2月23日、東京駅構内で目撃されたデジタルサイネージの"修正方法"が予想外すぎるとツイッター上で注目を集めた。

こちらはツイッターユーザーのK(@Kazuhiro800)さんが東京駅構内で撮影したもの。

「東京近郊路線図」と記載されたデジタルサイネージの右上には横長の、左側には2か所に分かれて小さめのシールが貼られている。

どうやら、デジタルの路線図の内容をアナログで「訂正」しているらしい。

なぜデータを直さないのか?

まさかの「アナログ上書き」にツイッター上ではこんな声が寄せられている。

「『パッチを当てる』ってこれやで」
「元データの部分修正が難しい形式なんだろうかな」
「結局強いのはアナログ...」

何故こんなことになってしまったのか。Jタウンネット記者は6日、JR東日本に話を聞いた。

同社首都圏本部の広報ユニットによれば、駅構内のデジタルサイネージのアナログ修正は、2022年3月のダイヤ改正に際して行われた。

上野東京ラインの宇都宮以北(宇都宮〜黒磯間)の直通運転取り止め、相模線の横浜線(橋本〜八王子)直通運転取り止め、八高線の中央線との直通運転取り止めを反映するため、シールで対応したのだ。

なぜ正しい図に変更して表示するのではなく、シールでの訂正になったのか。

広報ユニットによると、デジタルサイネージに表示する内容を更新する際、「全体のレイアウト変更を伴う場合は、デジタル上で全面的にデザインを見直し、更新する対応を行う場合もあります」。

しかし22年3月の更新はそれに当たらなかったのだという。

またデジタル上で修正されるかどうかも、今後の更新内容次第。

「今後の更新内容を踏まえながら、お客さまにより見やすく・わかりやすい情報提供の方法を検討していきます」(JR東日本首都圏本部の広報ユニット)

Jタウンネット

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