【高校受験2022】大阪府公立高入試<数学>講評…易化

2022年3月10日(木)17時31分 リセマム

【高校受験2022】大阪府公立高入試<数学>講評

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2022年3月9日(水)、令和4年度(2022年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。2022年3月5日に発表された全日制の学校別の競争率(志願倍率)は、北野(文理)1.35倍、大手前(文理)1.29倍など。全日制課程普通科(単位制高等学校を除く)を設置する高等学校は、普通科が募集人員2万896人に対し2万3,380人が出願し、競争率は1.12倍。専門学科は募集人員8,963人人に対し1万79人が出願し、競争率は1.12倍。

 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「数学」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

大阪府<数学>講評
(開成教育グループ 提供)


※数学において、昨年度の入試は範囲が異なっていたため、一昨年との比較にしています。

C問題 一昨年より易化

大問1 数と式 やや易
大問2 平面図形 やや易
大問3 空間図形 標準

B問題 一昨年より易化

大問1 計算問題 易
大問2 小問集合 標準
大問3 1次関数の利用(規則性) やや易
大問4 平面図形・空間図形 標準

C問題

 今年度は新型コロナウィルスによる休校の影響もなくすべての範囲から出題され、例年通りの傾向になった。
難易度としては例年より少し易しくなり、北野高校や天王寺高校を受験した生徒であれば比較的解きやすい問題が多かったと考えられる。日ごろからの計算力が問われたのと、問題文章の中身に惑わされずしっかり読んで問題を解けば、ある程度の点数は取ることができる。昨年、範囲から外れていた「円」が出題され、また、公立の入試ではよく出題される二等辺三角形の性質を利用した問題が今年度も出題された。記述は比較的書きやすい問題であった。

B問題

 今年度は新型コロナウィルスによる休校の影響もなくすべての範囲から出題された。大問3までで90点中60点あるので、ここまででどれだけ点数を取れるかがポイントになる。規則性または関数の図形を利用した問題における記述が続けて出題されているので、対策が必要。最後の図形は証明した相似な図形から長さを求める問題という一般的な流れの問題であった。空間図形の問題は最後の立体の体積を求める問題の難易度が高かった。   

大阪府公立高入試・講評(提供:開成教育グループ)

・英語講評
・数学講評
・国語講評
・理科講評
・社会講評
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 このレポートは令和4年3月10日(木)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ

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