ARを取り入れて、創造性を学びに…iTeachersTV

2020年3月11日(水)19時45分 リセマム

佐賀市立大和中学校の中村純一先生による「クリエイティビティを学びに!」

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iTeachers TVは2020年3月11日、佐賀市立大和中学校の中村純一先生による教育ICT実践プレゼンテーション「クリエイティビティを学びに!」を公開した。拡張現実(AR)を学びに取り入れ、生徒たちのクリエイティビティを引き出す活動を紹介する。

 iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で紹介する。

 今回のゲストは、佐賀市立大和中学校の中村純一先生。「クリエイティビティを学びに!」と題して、3月4日に前編(Vol.221)、3月11日に後編(Vol.222)を公開した。iTeachersメンバーでもある中村先生は、Apple Distinguished Educatorとして、教育にiPadをはじめとしたテクノロジーを取り入れ、教育や学び方に変革を起こすべく、世界中の教師たちと連携して活動。生徒の創造性を引き出すような授業のほか、顧問を務めるパソコン部のさまざまな活動にも取り組む。また、統計教育指導者として、佐賀県内にて活躍中だという。

 ここ数年、拡張現実(AR:Augmented Reality)が注目され、簡単にAR作品を作るアプリケーションなども登場している。前編では、「AR Makr」というアプリでAR作品を作るワークショップなどの事例を取りあげ、ARの特徴と教科で生かすアイデアを紹介。これからの教育はARを見るだけでなく、自分たちで作って学びの中で使う必要があるという。ARを教育に取り入れるメリット、AR制作を生かせる場面などを実際の作品とともに伝えていく。

 中村先生は英語の授業において、生徒のクリエイティビティを生かし、表現としてアウトプットしていく活動にも取り組む。後編では、生徒たちのアイデアの豊かさがもっとも引き出された活動のひとつとして、英文法の「比較」を「Clips」動画で制作する活動を紹介。比較でよく使用する「◯◯より△△だ」や「◯◯は一番△△だ」といった表現を、3人1組のグループでアイデアを出し合いながら、その英文がより伝わるように作っていく。動画では、制作で使用したアイテムやファシリテーションの方法なども説明。クリエイティビティを発揮したい生徒たちが、こういった取組みを通じて動機付けできるということを知ってほしいという。

 番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編では千葉大学国際教養学部4年生の山本恭輔さんによる「プレビューとKeynoteとサインと写真と」、後編では玉川大学の小酒井正和先生による「授業で使える!ツール活用講座」を紹介する。

 番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴できる。毎週水曜日の夜に「iTeachersTV 〜教育ICTの実践者たち〜」シリーズの新作を公開している。これまでに222回の番組を配信しており、過去の番組も視聴できる。

◆iTeachers TV【Vol.221】佐賀市立大和中学校 中村純一先生
「クリエイティビティを学びに!」前編

◆iTeachers TV【Vol.222】佐賀市立大和中学校 中村純一先生
「クリエイティビティを学びに!」後編

リセマム

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