女性の8割が「不調を我慢して仕事をする」と回答 「周りに負担をかけたくない」「高熱を出して一週間休む羽目に」

2021年3月12日(金)20時52分 キャリコネニュース

ツムラは3月3日、「隠れ我慢」に関する調査結果を発表した。調査は1月にネット上で実施し、20〜50代の女性1万人から回答を得た。

「不調を我慢して家事や仕事をしている」と回答した女性は79.2%。年代別にみると、若い世代ほど割合が高くなった(20代:82.3%、30代:83.7%、40代:79.1%、50代:72.9%)。

「どんどん悪い方向に考えるようになり退職してしまった」


普段感じている不調は「疲れ、だるさ」(66%)が最多だった。次いで「冷え」(48.6%)、「イライラ感」(46.4%)、「肌荒れ、しみ」(41.5%)、「頭痛」(40.9%)と続いた。

感じながらも我慢する不調についても「疲れ、だるさ」(23.8%)が最多。2位以降は「イライラ感」(16.2%)、「不安感」(15.6%)、「PMS」(13.7%)と続いた。

我慢してしまう理由の1位は「休むと仕事・家事などに支障がでるから」(50.1%)。2位以降は「我慢できるから」(43.8%)、「病気ではなく休むほどではないと思っている」(42.2%)、「周りに負担をかけたくない、周りの仕事を増やしたくない」(31.9%)と続いた。

「我慢してうまくいった経験がある」と答えたのは45.9%。「我慢をすればいつもの元気なママでいられ、子どもが安心する」(新潟県30代)、「ちょっとやそっとで、くじけなくなった。愚痴をこぼすことがなくなった」(富山県40代)などの意見が寄せられた。

一方で「我慢して後悔した」と回答した割合は53.4%。「体調を悪化させた経験がある」と答えた人も61.4%いた。回答者からは、

「仕事にめどがついた途端高熱を出して、結果1週間休む羽目に」(埼玉県20代)
「いつもの生理痛と思い腹痛を我慢した結果、病院を受診したら、急性胃腸炎になっていたことが発覚」(兵庫県30代)

などが挙がった。中には「仕事が辛く我慢していたら、どんどん悪い方向に考えるようになり退職してしまった」(福島県30代)という人もみられた。

「産後ケアをもっと国で考えてほしい」

「我慢をしなくていい社会になって欲しい」と回答した割合は92.7%。そのために必要なことを聞くと、

「言いやすい職場づくり 休んでも回る職場 休みやすい職場」(愛知県30代)
「産後ケアをもっと国で考えてほしい。旦那の育休を取得しやすい社会になってほしい」(福井県30代)

などの意見が集まった。他には「どうしても辛くなったときに休養できたり、話せる人や一時的に違う場所に行ったりできる環境(東京都 40代)という声もあった。

「我慢を誰かに相談する」と答えた割合は47.1%。相談相手は「プライベートの友人」(43.1%)が最多で、次いで「母親」(40.1%)、「その他の家族」(32.7%)、「職場の同僚」(19.7%)、「姉妹」(16.6%)と続いた。

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