「災害に備えている」人はわずか3割 「面倒で後回しにしてしまう」「何から用意すればいいのかわからない」

2021年3月12日(金)20時1分 キャリコネニュース

auじぶん銀行は3月10日、「有事(災害時)の備え」に関する調査結果を発表した。調査は2月にネット上で行い、ビジネスパーソンの男女500人から回答を得た。

東日本大震災から10年が経過した現在、。「災害への備えは必要」と回答した人は92.2%だった。一方でが、「実際に備えている」と答えた人割合はわずか34.8%だった。

持ち出す貴重品1位は「携帯電話(スマートフォン)」

具体的な備えには、「食料」(58.2%)を準備する人が最も多だかった。次いで、「飲料」(54%)、「装備グッズ」(35.9%)、「衛生面グッズ」(34.9%)、「情報を得るためのグッズ」(33.4%)、と続いた。

回答者からは、防災グッズの意外な活用法として

「新聞紙をガラスが割れたりした時など、直接踏まないように事前にひいておくことで、怪我を防止できる」(愛知県/36歳男性)
「サランラップ。体に巻けば防寒。スプーンやお皿に巻いたりすれば、洗わなくてもよい。怪我でも使える。カッパがわりにもなる」(東京都/58歳女性)

などが挙げられた。中には、「ビニール袋。服の代わり」(北海道/49歳男性)という意見もみられた。

有事の際に、貴重品の中で優先的に持ち出すものの1位は「携帯電話(スマートフォン)」(80%)だった。回答者からは、

「今は携帯があればなんでもできるから」(東京都/31歳女性)
「連絡手段とキャッシュレス決済ができるから」(千葉県/30歳男性)

といった声があがった。次いで、「財布/クレジットカード」(77.4%)、「通帳/印鑑」(50.6%)、「充電器(モバイルバッテリーなど)」(23.6%)と続いた。

また、続いて、「有事用のお金を置いている」と回答した人は26.7%だった。金額は、「1万円以上10万円未満」(38.9%)が最多でとなり、次いで「10万円以上20万円未満」(21.3%)、「1万円未満」「20万円以上30万円未満」(各12%)と続いた。

コロナで「いつ何が起こるかわからないと思うようになった」

新型コロナウイルスの影響で、「予防対策や備えなどの危機意識が変わった」と答えた割合は55%。「マスクなどの衛生用品の備えもするようになった」(長崎県/31歳男性)といった声回答のほか、

「免疫力を高められるよう健康な生活をする」(神奈川県/28歳女性)
「いつ何が起こるかわからないと思うようになった」(埼玉県/57歳女性)

などが寄せられた。

一方で、「備えをしていない」と答えた人は65.2%だった。理由を聞くと、「どのくらい備えがあればいいのかわからない」(55.5%)が最も多でく、次いで「面倒で後回しにしてしまう」(41.7%)、「何から用意すればいいのかわからない」(40.2%)などと続いた並んだ。

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