市立小学校で39人発症・計9学級閉鎖 『ロタウイルス』集団感染か!? 聞き慣れない「ロタウイルス」の正体とは...

2025年3月12日(水)12時0分 TREND NEWS CASTER

横浜市教育委員会は11日、市立三保小学校で39人が、おう吐・下痢などの症状を訴えて欠席したと発表。


発症者は低学年で多い


市教委によると、三保小学校では今月3日に9人が、おう吐・下痢の症状で欠席。


(画像:横浜市役所)

その後、5日には22人、11日には39人が、同じ症状で欠席した。


検査の結果、3人から「ロタウイルス」を検出。


そのため、12日から14日まで、計9学級を臨時休業(学級閉鎖)とした。


発症者は、低学年(1〜3年生)に多い。


感染力が非常に強い


ロタウイルスは、主に乳幼児に多い、急性胃腸炎を引き起こすウイルス。


(画像:ロタウイルス 提供:東京都健康安全研究センター)

感染者の便やおう吐物に含まれるウイルスが、手指を介して口に入ることで感染する。


また、感染力が非常に強く、わずか10〜100個のウイルスが体内に入るだけで感染することがある。


毎年死亡例も…


感染から発症までの期間は、2〜4日程度。


発症すると、激しい下痢、おう吐、発熱、腹痛などの症状が出る。


特に乳幼児では、脱水症状が深刻になることがある。


(画像:厚生労働省)

また、ロタウイルスに対する特効薬はない。


そのため、脱水を防ぐための水分補給や栄養補給が中心となる。


なお、厚生労働省によると、日本国内でロタウイルス性腸炎により、毎年2〜18人の死亡例も報告されている。


大人は症状が出ない


一方で、大人はロタウイルス感染を何度も経験しているため、ほとんどの場合、症状が出ない。


(画像:イメージ)

感染を予防するためには、手洗いの徹底、感染者の便やおう吐物の適切な処理が重要。

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