『ポケモンスリープ』、平日と休日の睡眠時刻差「ソーシャルジェットラグ」の調査結果発表

2025年3月13日(木)4時0分 マイナビニュース


ポケモンは、2025年3⽉14⽇の「世界睡眠デー」を記念し、『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』の世界7か国約1700万⼈のユーザーデータから『睡眠ソーシャルジェットラグ調査』を実施した。
今回の調査のテーマは、仕事・学校などで制約がある平⽇と、時間に⽐較的融通の効く休⽇の⼊眠・起床時刻のずれを指す「ソーシャルジェットラグ」。ソーシャルジェットラグによって、まるで時差ぼけをしているかのような⾝体・精神的な症状が引き起こされるため、この症状は「社会的時差ぼけ」とも⾔われているという。
調査の結果、世界7か国で共通してソーシャルジェットラグの該当者が⼀定数⾒られた。そのうえで⽇本のユーザーにアンケートを実施したところ、何らかの睡眠に関する悩みや症状を実感している⼈がいることが明らかになった。
なお、今回の調査では、平⽇と休⽇の睡眠時間帯のずれを、社会的時間(学校や仕事にあわせた⽣活リズム)と⽣物学的時間(⽣物として快適な⽣活リズム)の不⼀致ととらえ、1時間以上の差をソーシャルジェットラグに該当すると評価した。
世界7か国のユーザー1700万⼈以上を対象とし、起床タイミングが⽉曜から⾦曜のデータを「平⽇」、⼟曜から⽇曜のデータを「休⽇」として分析すると、平均⼊眠時刻は平⽇が0時17分、休⽇が0時44分、平均起床時刻は平⽇が7時56分、休⽇が8時50分という結果になり、平⽇と休⽇における⼊眠時刻の差は平均27分、起床時刻の差は平均54分だった。
また、⽇本と他国を⽐較すると、平⽇と休⽇の⼊眠時刻のずれは18分と最も⼩さく、起床時刻は45分とトップレベルに⼩さいことがわかった。⽇本は平⽇の平均睡眠時間が7時間1分と最も短い国でもあるが、平⽇と休⽇の睡眠の時間帯のずれは総じて最も⼩さい国であるという結果となった。
なお、『Pokémon Sleep』のリリース直後から現在までプレイしている⽇本⼈において、リリース直後3か⽉時点での平均睡眠時間は6時間55分であったのに対し、本調査の対象である直近3か⽉の平均睡眠時間は7時間26分であったことから、リリースからおよそ1年半で⽇本⼈の睡眠時間は約30分伸びていることもわかった。
⼊眠時刻の規則正しさは、『Pokémon Sleep』内でユーザーが、あらかじめ就寝⽬標の時刻を⼊⼒し、その時間をめざして就寝する「ねむりの約束」を守っている割合からも検証可能。いずれの7か国も平⽇には6割〜7割前後で「ねむりの約束」を守っていた⼀⽅で、休⽇には「ねむりの約束」を守った割合が5割〜6割に低下していた。
最もその差があったのはドイツ(16.5pt)で、次いでフランス(15.3pt)イタリア・アメリカ(同率12.7pt)という順になった。⽇本は他国と⽐較し、平⽇・休⽇を問わず「ねむりの約束」を守る⼈が多い⼀⽅で、そういった状況においても平⽇と休⽇では10pt以上の差が発⽣している。
加えて、⽇本において『Pokémon Sleep』のリリース直後3か⽉時点と直近3か⽉で「ねむりの約束」を守っている割合を⽐べると、平⽇で8.4pt、休⽇で6.4pt増加。これらのことから、リリース当初と⽐較し、⽉⽇が経つと共に規則正しく眠ろうとする意識が向上している様⼦も伺える。
世界でソーシャルジェットラグがあった⼈は26.1%となり、4⼈に1⼈以上が時差ぼけ状態に陥っている可能性があることがわかった。さらに、ミッドスリープタイムのずれが30分以上だった⼈は、世界平均で54.5%。今後、このずれが広がることで、時差ぼけ状態になる可能性もあるという。
⽇本においては、ミッドスリープタイムが1時間以上ずれている⼈は16.5%で、世界平均26.1%と⽐べソーシャルジェットラグの該当者は少ない傾向にある。世代別で⽐較すると若年層ほど該当者の割合が⾼く、60代の3.1%に対して10代は26.0%がソーシャルジェットラグの該当者となった。若い⼈は⽣理学的に体内時計が「夜型」になりやすいと⾔われており、睡眠が不規則になりがちであることが今回の調査でも確かめられた。
⽇本の『Pokémon Sleep』ユーザーにアンケート調査を実施したところ、ソーシャルジェットラグを88.7%が知らないと回答。ソーシャルジェットラグの該当者では、「⽇中も眠気を感じることがある(57.6%)」「朝に起きづらさを感じることがある(50.1%)」「⽇中に疲労感やだるさを感じることがある(46.8%)」「時間的には⼗分に睡眠をとっていても、寝⾜りないと感じることがある(42.9%)」といった何らかの睡眠に関する悩みや症状を⾃覚していることが多く、そういった症状を実感するタイミングとして、第⼀位に朝、起きた瞬間(60.4%)、第⼆位午後、仕事・勉強などをしているとき(36.1%)次いで午前、仕事・勉強などをしているとき(29.1%)が挙がった。
ソーシャルジェットラグの該当者では、時差ぼけ状態を予防・改善したいと思っている⼈が87.8%いることが判明。また、同じくソーシャルジェットラグ該当者からは、夜ふかしをしてしまう誘惑として「Web動画(YouTube や TikTok など)をダラダラと⾒てしまう(56.2%)」「SNS(X や Instagram など)をダラダラと⾒てしまう(53.9%)」などが挙がった。
「ねむりの約束」がもたらす⼼的効果について尋ねたところ、「毎⽇の就寝時刻を意識するようになった(91.6%)」「ポケモンのためにねむりの約束を守ろうと思うことがある(89.5%)」と回答があった。
さらに、「ねむりの約束」のために予定を切り上げて睡眠を優先したことがある」には、半数を超える 55. 5%のユーザーが「当てはまる」「やや当てはまる」と回答するなど、「ねむりの約束」がユーザーの⾏動を変容させる要因の1つになっていることも⽰唆された。
そのほか、睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep』内に登場し、あらかじめ就寝⽬標の時刻を設定する機能である「ねむりの約束」をテーマにした、特別映像を3⽉13⽇7時よりポケモン公式YouTubeチャンネルにて公開。映像内では、⽇頃の疲れから休みの前⽇の夜につい夜ふかしの誘惑に負けてしまいそうになる主⼈公を、くさねこポケモン「ニャオハ」が可愛らしく引き留める様⼦を描いた。
さらに、3⽉26⽇までの期間、渋⾕にて「ねむりの約束」をテーマに、つい⾃宅に早く帰りたくなる影絵⾵ライトアップが登場する。
ゲーム内では、「世界睡眠デー」を記念して、期間中「ねむりの約束」のごほうびスタンプが1⽇2個押されるようになる。
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