ハチミツに賞味期限ってあるの?
2020年3月14日(土)6時0分 Jタウンネット
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年3月4日放送「仰天コロンブス」のコーナーで、はちみつの賞味期限について調べていました。
使いきれないはちみつ。冷蔵庫の奥で白くなっていることがありますが、これって食べられるのでしょうか?
腐ることはないが...
3月8日は、「みつばちの日」なんだそうです。
みつばちと言えばはちみつですよね。
はちみつは、購入しても使いきれないことが多いですし、「はちみつに賞味期限はない」と認識している人も多いと思いますが、実際はどうなのでしょうか?
金沢市大桑にある金澤やまぎし養蜂場大桑店は、1930年創業のはちみつ専門店です。
世界のものや自社のもの、約20種類のはちみつを取り扱っています。
養蜂場の担当者によると、春になると働きバチは忙しく活動しますが、一生で集められる量は、ティースプーン1杯分なのだそうです。
また働きバチはすべてメスで、オスは子孫繁栄のためにいるだけで何もしていないのです。
話はもどって、はちみつの賞味期限ですが、このお店では、おいしく食べられる期間として、賞味期限を2年としています。
しかし、石川県立大学の農学博士の榎本俊樹教授の話では、エジプトのピラミッドから3000年も前の腐っていないはちみつも発見されているそうです。
はちみつは、糖分が80%、水分が20%ありますが、水分が糖と結合していて、微生物が水を利用することができません。微生物の増殖に必要な水分が使えないので、菌が増殖できず腐らないのです。
さらに、はちみつは酸性が強いんです。酸性が強いと微生物は増殖できません。甘いのでわかりませんが、実ははちみつはグレープフルーツジュースと同じくらい酸味も強いのです。
こういった理由で、はちみつは腐ることはありませんが、品質は劣化してくるので賞味期限を2年としています。
期限を過ぎたものは、お風呂に入れたりするとよいそうですよ。
(ライター:りえ160)