ボーイング737通算1万機生産達成・あわせてギネス世界新記録に認定

3月14日(水)16時17分 おたくま経済新聞


 2018年3月12日(アメリカ時間)、アメリカのワシントン州にあるボーイング社レントン工場で、通算1万機目となるボーイング737(B737)がロールアウトし、記念式典が行われました。あわせて、従来からB737が持っていた「最も大量に生産された民間旅客機」の記録(5000機)を更新した、9898機(2018年3月8日時点)の製造記録が、ギネス世界新記録に認定された旨もアナウンスされました。

 記念すべき通算1万機目のB737となったのは、アメリカのサウスウエスト航空に納入予定となっている、737MAX 8(N8717M)。ちなみに、前のギネス世界記録を達成した通算5000機目のB737も、サウスウエスト航空に納入された機体でした。サウスウエスト航空は、世界で最も多くのB737を保有する航空会社です。

 ボーイング民間航空機部門のケビン・マカリスターCEOは、1万機目のロールアウト式典で「この素晴らしいマイルストーンは、この最も信頼性が高く効率的な単通路機を毎日製造してきた、我々の働きの証です。50年以上に及ぶ成功は、何千人にも及ぶこれまで、そして現在のボーイング従業員、そしてサプライヤー各社、エアラインの皆様、そして737に信頼を置いて世界中を駆け巡ってきた人々の賜物です」と、関係する人々をたたえました。

ギネス世界記録認定証を掲げるボーイングのマカリスター民間機部門CEO(左)とキャンベル737担当副社長(右)ギネス世界記録認定証を掲げるボーイングのマカリスター民間機部門CEO(左)とキャンベル737担当副社長(右)

 通算5000機目を記念してギネス世界記録を申請し、認定されたのは2006年のこと。B737の初飛行は1967年ですから、生産5000機まで39年かかったのに対し、生産5001機目から1万機までは、わずか12年足らずで達成されたのです。この間の航空需要の増大と、B737の機体サイズがその需要にぴったりマッチしていることがうかがえます。

 「ボーイングが、この新たなマイルストーンへと到達したスピードは、非常に印象的です。B737というモデルを今一度記録に載せ、現在の民間航空において重要な地位を占めていることに、大きな興奮を感じています」と、ギネス世界記録の公式認定員、マイケル・エンプリック氏は、世界記録認定証の授与にあたって語っています。

 現在ボーイングの工場では、月産47機のペースでB737を製造しています。しかしバックオーダーが4600機以上も積み上がっているため、今年中に月産52機へと生産ペースを引き上げることを発表しており、いかにB737が売れているかが判ります。B737は世界中で1.5秒ごとに離着陸しており、これまでにのべ220億人以上もの人がB737に搭乗経験があるといいます。この需要が続く限り、1万5000機生産はもっと早くに達成されそうです。

Image:Boeing

(咲村珠樹)

おたくま経済新聞

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