JUJUと「鍵穴」にまつわる最恐の心霊体験を元カメラマンが激白! “真っ白い何か”が部屋に…!
2022年3月13日(日)9時0分 tocana
——数々の伝説的芸能人と交流し、知られざる姿を目撃してきたカメラマン「YAHIMONときはる」が今明かす真実!
16日に新アルバム「ユーミンをめぐる物語」をリリースするシンガー・ソングライターのJUJU。タイトル通り、彼女が崇拝する松任谷由実の楽曲をカバーしたアルバムだが、ユーミン自身がJUJUのために書き下ろした新曲「鍵穴」も収録されているという。
このニュースに触れた時、筆者は思わず息を呑んだ。信じられないような偶然だが、元芸能カメラマンである筆者は、実はかつてニューヨークでJUJUと「鍵穴」にまつわる心霊現象を経験しているのだ。まさかユーミンは全て知っていたのか…… そう思いたくなるような話の一部始終を今回、トカナ読者のために初めて明かしたいと思う。
■“真っ白い何か“がアパートに……!
JUJUが18歳で渡米した翌年となる1995年、筆者は撮影のため数カ月ニューヨークに滞在していたのだが、その時のアパートが偶然にもJUJUと同じ建物の同じフロアだった。そこは伝説的な「Blue Note Jazz Club」から目と鼻の先に位置する古いアパートで、どこか不気味な雰囲気を漂わせていたことを覚えている。
そんなニューヨーク滞在中、とある夜のことだ。アパートに帰宅すると、フロアの照明が何の前触れもなく突然、全て消えた。妙な胸騒ぎを覚えながら自室に入ろうとするも、なぜか鍵が開かない。暗い廊下で途方に暮れていると、10分程してからJUJUもアパートに帰ってきた。
「大丈夫ですか?」と心配してくれる彼女に事情を説明すると「コツがあるんです」と、いともたやすく鍵を開けてくれたのだ。何度試しても一向に開かなかった鍵が、JUJUの手にかかると一瞬で開いた——! 驚きのあまり唖然としたが、とにかく助かったと部屋に入った。すると、妙な異変に気付いた。
フォトスタンドとベッド照明が倒れていたのだ。近隣の工事の振動のせいかと思い、元通りにしてさほど気にしなかったが、その時はまだ、あれほど恐ろしい事態が筆者を待ち受けているとは知る由もなかった。
その夜のことだ。撮影の疲労から早く眠りに就いた筆者だったが、真夜中に異常な音がして目を覚ました。どうやらエアコンが不調らしく、ついに運転停止した——と、次の瞬間、少しだけ開いていた窓から“真っ白い何か”が凄まじい勢いで室内へと突っ込んできたのだ。それはぼんやりした光のような、煙のような、何にも喩えようのないシルエットをしていたが、とにかく“意思がある”動きだったと思う。
筆者は、恐怖のあまり裸足のままアパートの玄関から廊下に飛びだした。すると、JUJUの部屋の方からユーミンの「街角のペシミスト」が聴こえてくる。この曲によって呼吸を整え、冷静さを多少取り戻してから恐る恐る部屋を覗いてみると、“真っ白い何か”がちょうど窓から外に出ていく様子を目撃した。
震えながらも、助かったという安堵からフロアで茫然自失状態になった筆者だが、しばらくするとJUJUが(おそらくデリに飲み物を買いに行くところだったのか)自室から出てきて、「どうかしましたか?」と声をかけてくれた。筆者が、思わず「白い霊体を見て……」と返すと、JUJUは顔色ひとつ変えずにこう言ったのだ。
「この近くのワシントン・スクエア公園、昔は公開処刑場や墓地だったみたいですね、19世紀に大流行した黄熱病で亡くなった2万人以上の遺体が埋葬されてるらしいです」
筆者は恐怖に慄きながらもなぜか納得してしまった。そして、筆者もユーミンの大ファンであると伝えると、彼女は水を得た魚の如くユーミンの素晴らしさについて語りだした。この時に筆者はハッと気付いた。JUJUがこのアパートで何事もなく暮らしているのは、オカルトエリートであるユーミンの曲を聴くことで悪霊から護られているに違いないと直感したのだ。
ちなみに、ニューヨーク時代のJUJUが先の見えぬ不安に苛まれながらも精神安定剤のように聴いていたのは、(ユーミンの他に)ジャズ・サクスフォーン奏者ウェイン・ショーターのアルバム「JuJu」だった。これが後に彼女のアーティスト名の由来となるわけだ。
今やアリーナ公演を満員にできるほどの日本を代表する女性シンガーへと成長を遂げたJUJU。次々と素晴らしい曲をリリースして人々を魅了し続けている。5月からは新アルバムを引っさげてのツアーも予定しているようだが、もはやオカルトエリートであるユーミンと深くつながった彼女に悪霊が付け入る隙は皆無だろう。新しいツアーは、どんなパフォーマンスで我々を魅了してくれるか、期待は膨らむばかりだ。