ポータブル電源がEV充電の新たな選択肢に EcoFlowのDELTA Pro 3はAC200V対応で効率充電

2025年3月16日(日)15時0分 マイナビニュース


ポータブル電源といえば、アウトドアレジャーや停電時でもAC100V駆動の家電製品が使える便利なツールとして知られるようになりました。しかし、最近はプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の充電用ツールとしても存在感が高まっています。費用がかかるEV充電設備の工事をすることなく、必要な時に持ち出して充電できるメリットがあるからです。それらのPHVやEV充電の用途では、より短時間で充電できるAC200V出力に対応したポータブル電源を選ぶのが肝心です。
○EVイベントで注目を集めたポータブル電源
3月15日〜16日、各社の最新EVを一堂に展示するイベント「EV:LIFE 二子玉川2025」が東京・二子玉川で開かれました。ポータブル電源を手がけるEcoFlowも、最新の高出力&大容量モデル「DELTA Pro 3」(実売価格は35万円前後)を展示。DELTA Pro 3は、AC200V出力と拡張バッテリーによる容量拡張に対応しており、EV充電に適したポータブル電源として訴求していました。
EV:LIFEの会場では、ボルボの最新PHV車「XC90」にDELTA Pro 3を接続し、充電するデモンストレーションを実施。AC200V出力だと、クルマに付属するAC200V対応ケーブルで3,000W(3kW)超の大出力で充電でき、AC100V出力のみのポータブル電源を使うよりも短時間で充電できていました。AC200V出力に対応したポータブル電源はそれほど多くないので、PHVやEVの急速充電目的ならばAC200V出力が可能かどうかがポータブル電源選びのポイントになります。
PHVやEVを自宅で充電するにはEV充電設備を設置するのがベストですが、数十万円の費用がかかるなど負担は少なくありません。マンション住まいの場合、工事自体ができないケースもあります。しかし、ポータブル電源があれば必要な時に自宅から持ち出して充電できるため、こうした問題を解決できます。
EcoFlowがPHVやEV充電に最適と推すDELTA Pro 3は、AC200V出力と最大3,600Wの大出力に対応しており、より短時間で充電することが可能。専用のエクストラバッテリー(実売価格は25万円前後)はDELTA Pro 3に重ねて設置できるため、2台のエクストラバッテリーを接続して最大8,192kWhまで容量を増やしても低面積は標準状態と変わらず、省スペースで済むのもポイントです。
EcoFlowの担当者によると、高速道路会社やロードサービス会社との連携も検討しているそう。ピュアEVの場合、バッテリー切れ(電欠)になると充電ステーションのある場所までレッカー移動する必要がありますが、ポータブル電源をレスキュー車両に積載しておけば、レッカー移動の手間をかけずその場でできるだけ速く充電できるようになります。

マイナビニュース

「充電」をもっと詳しく

「充電」のニュース

「充電」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ