うーん、落ち着く! 南青山にできた『B.G.M.』でアナログレコードを聴きながらネルドリップコーヒーを飲んできた
2019年3月17日(日)10時50分 食楽web
食楽web
最近はいろんな特色を持つカフェが増えていますが、南青山にある『B.G.M.』はそんな数あるカフェのなかでも“ショールーム併設型の音楽カフェ”といういっぷう変わったお店です。店内には最新の音響機器とレコードプレーヤーでゆったり音楽を楽しみながら、「ネルドリップコーヒー」がいただけます。
そんなB.G.Mに春限定の新メニューが登場したと聞きつけ、ちょっと贅沢な時間を過ごしに訪れてみました。一体どんなお店なのかご紹介しましょう。
ブルーボトルコーヒーの日本立ち上げメンバーがメニューを監修
こちらのお店の正式名称は『SOUND LOUNGE & CAFE B.G.M.(サウンドラウンジアンドカフェ ビージーエム)』。今年1月にオープンしたばかりで、外苑前の駅から徒歩5分のビルの一室に位置します。店内に入ると、まるで誰かの家に来たかのような隠れ家感があり、ここが都会のど真ん中であることを忘れそうです。
平日のみ営業しており、11時〜18時までのオープン。Wi-Fiがあるのでワークペースとして利用する人も多い。座席は23席
店内にはアナログレコードから程よい音楽が流れており、イギリスの音響機器ブランド「Rega」の日本未発売のスピーカーが完備されています。普段なかなかレコードを聞く機会がない筆者ですが、音が柔らかくて心地いい空間だなとつい長居したくなりました。
カウンターの横にはレコードとレコードラックが置かれている
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の公開を記念して、日本に26台しかないQUEENモデルのレコードプレーヤーも展示されていた
同店はカフェとしてだけでなく、最新の輸入オーディオ機器を展示したショールームのスペースもあります。RegaやSHURE、B&O PLAYなどのヘッドホンやスピーカーを家電量販店に行かなくても視聴できます。
発売前のモデルなども試せるのが魅力。オーディオ機器だけでなく、ポップアップでレコードを販売することもある
カフェとして見逃せないのが、布フィルターで1杯ずつ抽出する「ネルドリップコーヒー」です。こちらのお店は「ブルーボトルコーヒー」の日本店舗の立ち上げメンバーの1人であり、バリスタトレーナーを務めた抽出舎の藤岡響氏がメニューをプロデュース。エスプレッソマシンやペーパードリップとはまったく異なる味わいのコーヒーが楽しめます。
ネルドリップコーヒーを淹れる藤原氏。「ネル」と呼ばれる布フィルターでコーヒーをゆっくり抽出する
ネルドリップはコーヒーの抽出方法のなかでもっとも長い歴史を持ち、「最高の抽出方法」と言われるそうです。技術はもちろん、ドリップするのに時間がかかることから、なかなかこの抽出方法を導入するコーヒーショップは少ないそうです。
エスプレッソマシンやペーパーフィルターに比べると、口当たりがマイルド。スリーペンギンロースターのB.G.M.オリジナルブレンドの豆を使用したネルドリップコーヒーはHOT、ICEともに600円
最近はすっきりしたコーヒーを飲むことが多かったので、飲みごたえのあるネルドリップコーヒーは新鮮です。ネルドリップだとコーヒーオイルも一緒に抽出されるので、ほんのり甘みが感じられます。
桜をイメージした華やかなメニューが登場コーヒーが売りのカフェだと、コーヒー以外のメニューを注文しづらい感じがしますが、B.G.Mならそんな心配は無用。ちょっとレトロな雰囲気が漂うメロン、ピーチ、マンゴーのクリームソーダ(各650円)やあんバタードーナツ(350円)なども提供されています。さらに、2月25日からは春の新メニューとして「桜クリームソーダ」と「桜あんドーナツ」も登場しているんです。
桜の花にシロップを使用した「桜クリームソーダ」(700円)は、爽やかな酸味と華やかなピンク色が特徴
「桜あんドーナツ」(400円)は、しっとりしたドーナツのうえに国産の桜の葉を練り込んだ白あんが載っている
いずれも桜を舌で楽しんで、春の訪れを感じられます。終了時期は未定ですが、早いもの勝ち。ネルドリップコーヒーと桜あんドーナツ、はたまた桜クリームソーダとホットドック(600円)など、ドリンクと軽食を落ち着いた音楽が流れる空間でのんびり楽しんでみませんか。
(取材・文◎今西絢美)
●SHOP INFO
店名:SOUND LOUNGE & CAFE B.G.M.
住:東京都港区南青山3-2-7 ブラック青山5階
TEL:050-1709-0487
営:11:00〜18:00
休:土、日(不定休あり)
https://twitter.com/loungebgm