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IS戦闘員になった英国人が、自爆寸前に浮かべた意味深な笑み! 心の闇が浮き彫りに

tocana3月19日(日)13時0分
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 現在、IS(イスラム国)は崩壊しつつあるといわれる。1月末にイラクのアバディ首相は、モスル東部がISから解放されたとの声明を発表した。そしてIS幹部の多くは殺害され、支配地域も縮小しつつあるという。そして現在のISには有効な武器が不足しており、彼らが現在もっとも頼る武器は、人間を使った「自爆攻撃」なのだ。


■IS兵士として自爆攻撃を決行したイギリス人

 そんなISで決死の自爆攻撃を行った1人が、イギリス人のジャマル・ウディーン・アル=ハリス(50歳)だ。1966年にロナルド・フィドラーとして生まれ、1990年代にイスラム教に改宗、アル=ハリスと名を変えた。彼は90年代に初めてパキスタンに旅し、再び2001年に「宗教的な休暇」のためパキスタンへ向かった。そしてその数日後、米国がアフガニスタン侵攻を始めた。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2017/03/post_12631.html】

 数カ月後、彼はタリバンに英国のスパイと見なされて、捕らえられていたところを米国の特殊部隊に発見された。その後、悪名高いグアンタナモ捕虜収容所(以下、グアンタナモ)に送られ、2002年から2年間拘留されていた。

 アル=ハリスは一貫して自分はテロリストでないと否定し、「宗教的な休暇」のために中東に渡ったところをタリバンによって拉致されたと主張していた。その後、ブレア首相による強力な支援活動によって、グアンタナモに捕らわれていたアル=ハリスを含むイギリス人数名が2年後に解放された。

 グアンタナモで彼が守衛たちから受けた暴力について、アル=ハリスは「Mirror」紙にこう語った。「殴られることは心理的拷問ほど酷くはない。 アザはいずれ治るが、心理的なものはそのまま残る」また「最初に我々は人間としての権利を求めたが、その後は動物の権利を求めるようになった」とも証言した。


■英国政府が絡む複雑な裏があるのか……

 アル=ハリスたちがグアンタナモから解放された時、内務省大臣であったブランケット氏は、「解放された人々は英国人にとって脅威ではない」と請け合った。その後アル=ハリスたちは収容所での人権侵害に対し、英国政府から約1億4000万円もの補償金を受け取った。彼は、その金を使ってマンチェスターに大きな家を買ったという。

 しかし、釈放からわずか数年後にアル=ハリスは、再びシリアへと向かった。アル=ハリスが以前、グアンタナモにいたことを英国保安局が把握していたにもかかわらず、2014年に彼はシリアへと渡航することができたのだ。ISはアル=ハリスの自爆攻撃直後に彼をISISの戦士として認め、称える声明を出している。

 ヘンリー・ジャクソン社会保障シンクタンクのムスリムグループ専門家カイル・オートン氏は、アル=ハリスについてテロリストの幹部であり、グアンタナモから解放後すぐにトップの地位を取り戻したと考えている。オートン氏は、収容所から人々を釈放するに際しては、常にこのようなリスクを含むと警告している。

 米国当局はアル=ハリスについて米国へのテロ攻撃に関与しており、アルカイダ戦闘員と考えていた。ところがアル=ハリスが2004年に解放された時、彼はイギリスに送還され何の罪にも問われなかったのだ。下院のティム・ラフトン議員は、ブレア首相が保証してこのテロリストを英国に迎え入れたこと、そしてブレアの判断の誤りのために約1億4000万円もの補償金を国民の税金から彼に与え、シリアに逃がしたことは大いなる恥辱だと非難した。そして、アル=ハリスの過去を知っていたにもかかわらず、彼が簡単に英国を離れられたことに対して内務省は説明する義務があると訴えている。

 人の心の中は見えないが故に、テロリストかそうでないかを見定めるのは容易ではない。アル=ハリスが一体どの時点でISのテロリストになったのか、今となっては不明だ。または、これには英国政府が絡む複雑な裏があるのかもしれない。
(文=三橋ココ)


※イメージ画像:「Thinkstock」より

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