“圧勝の日テレと、惨敗のフジ”、表に出ない決定的な違いとは? 業界人が暴露

3月20日(月)9時0分 tocana

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 2016年の年間視聴率ランキングで3年連続の三冠王に輝いた日本テレビ。これは2016年1月4日から2017年1月1日までのゴールデンタイム(19〜22時)、プライム(19〜23時)、全日(6〜24時)それぞれの時間帯での年間視聴率がトップだったことを意味する。

 日本テレビは我が世の春を謳歌しているようだが、かつて三冠王の名をほしいままにしたフジテレビは、いまやその面影すらない。無論、フジテレビが三冠王の常連から一挙に転落した経緯もあるだけに、日本テレビも気を緩めれば同じ轍を踏むこともあり得る。

 今、まさに対極に位置するこのふたつのテレビ局には表には出てこない違いがあると聞き、その詳細を関係者に聞いた。

「フジテレビと日本テレビの圧倒的な違いは、企画書の募集基準にあるといわれています。業界の人間でも知らない人はいますが、日本テレビの企画書は基本的にタレントの名前を書いてはいけないんです。そのタレントでなければならない明確な理由や相応の事情があれば書いてもいいのですが、特にないならタレント名は無記入で企画書を提出します」(テレビ番組制作会社関係者)

 タレント名の記載なしが基本となっている日本テレビに対して、フジテレビはどうなっているのか。

「フジテレビはタレントの名前を書かないとダメです。企画内容以上にタレント名を重視しますので、フジテレビの企画書の書き方は日本テレビとは真逆です。日本テレビは企画内容で勝負しようとしている一方、フジテレビはタレント力で勝負しようとしているわけです」(同)

 このような違いがあるからこそ、フジの惨状は生まれたといわれているそうだ。

「企画よりタレント優先で募集しているため、月9は数年先まで主演俳優や女優を決めてしまい、あとから脚本を作る形を採用してしまいました。そのため、時代の空気感や流行を無視してドラマを作らざるを得なくなる。これでは、何をやっても視聴率なんか取れないんです」(同)

 たしかに何年も前から決めていれば、時代を意識することなど不可能だ。しかし、惨敗続きによって、こうした手法さえ厳しくなっているという。

「最近、フジテレビは何をやっても数字が取れないので、同局の番組に出たいと考えるタレントも激減しています。そのため、企画書を書く際にタレントサイドに確認をとっても、放送局がフジテレビの場合だと断られることも多いんです。新人ならばまだしも、他局からもオファーがある人ならば、自分の商品価値を下げるような負け戦はしたくないんだと思います」(同)

 まさに散々といった状況のようだが、こうした企画募集の方法を変えようとする気配はないというから驚きだ。フジが再び三冠王争いに加わる日は来るのだろうか。
(文=吉沢ひかる)

※画像はThinkstockより

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