「埠頭から落ちて、海でもがく1歳の息子。慌てて飛び込み抱き上げたけど、私まで戻れなくなって...」(神奈川県・年齢不明女性)
2022年3月21日(月)11時0分 Jタウンネット
ちょっと目を離していた隙に、幼い息子が海に落ちてしまった──。
Jタウンネット読者のSさんは家族で釣りに行ったとき、そんな肝が冷える体験をした。
そのとき息子はまだ1歳。助けるために、Sさんもすぐに海に飛び込んだ。
海面でもがいていた我が子を抱き上げ、その泣き声にほっと一安心。しかし、彼女の苦難はこれで終わらない。
息子が落ちたのは埠頭からで、地面は海より数メートルも上にあったのだ。
これじゃあ戻れない——彼女が水中で焦っていると、見知らぬ若者たちが集まってきた。
息子を助けたまではよかったけど...
現在24歳の次男がまだ1歳だった時のことです。私は家族と父と一緒に神奈川県川崎市の扇島の埠頭へ釣りに行きました。たしか、5月の初夏のような日だったと思います。
その埠頭で、私がお弁当を食べてほんの少し片付けをする間だけ、当時6歳だった長男に1歳の次男を見て貰っていました。
その時、次男に被せていた帽子がズレて目を覆ってしまったせいか、次男が海に落下。地上から海面までは、2〜3メートルくらいあったかと思います。
落ちた場所に裸足で走って行くと、海面近くでもがく次男が見えたので、私も海に飛び込みました。すぐに抱き上げると幸いにも泣いてくれたので、ひとまずはほっとしましたが、今度は私と次男を岸まで引き上げる事ができません。
夫と父が岸から魚を入れる小さなバケツを下ろしてくれて、それに捕まっているのが精一杯です。
見知らぬ若い男性たちが...
そんな私たちの様子を、3人くらいの見知らぬ若い男性たちが見ていました。そして、どこからか運動会の綱引きで使うようなロープを持ってきてくれたんです。
その男性達や他にも数人の方が手伝ってくださって、私たちは無事に岸に引き上げられました。
その場でお礼を言いましたが、助けてくれた皆さんはサーっといなくなってしまい、きちんとお礼も出来ないまま。
あの時助けてくださった皆様、本当にありがとうございました。今も感謝でいっぱいです。
このようなご時世ですので、どうぞお体を大切になさってお元気でいてくださいませ。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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