パート年収107万円だったら、給与から天引きされる厚生年金保険料はいくら?

2024年3月22日(金)8時10分 All About

年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、パート年収107万円のときの、天引きされる厚生年金保険料についてです。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。
今回は、パート年収107万円のときの、天引きされる厚生年金保険料についてです。

Q:パート年収107万円だったら、給与から天引きされる厚生年金保険料はいくら?

「パート先で、自分で厚生年金に入ることになりそうです。パート年収107万円だったら、毎月の給与から引かれる厚生年金保険料は、いくらなのでしょうか?」(30代・パート)

A:毎月、給与から天引きされる厚生年金保険料は、8052円になります

パート先で社会保険(厚生年金保険・健康保険)に加入すると、毎月のパート収入から厚生年金保険料と健康保険料が天引きされることになります。ここでは厚生年金保険料について説明します。
厚生年金保険料の額を決める計算をするときには、給料などの報酬そのものの金額ではなく、区切りのよい金額で区分した「標準報酬月額」というものを使用します。標準報酬月額は、8万8000円(1等級)から最高65万円(32等級)までの32等級に分かれていて、それぞれの等級ごとに、厚生年金保険料が設定されています。
相談者は、パート年収107万円(月額:約8万9200円)とのこと、協会けんぽ・東京支部『令和5年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表』を参照すると、厚生年金保険料の標準報酬月額は、8万8000円の1等級に該当します。厚生年金保険料の本人の負担は8052円となり、毎月の給与から天引きされます。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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