シーンで選ぶクレジットカード活用術 第75回 20代限定のゴールドカード

3月22日(木)19時12分 マイナビニュース

4月から新社会人となり、クレジットカードを作りたいと考えている人も多いことだろう。近年は20代限定などの若者向けカードが各社から発行されており、その多くはポイントの貯まりやすさが特長とされているが、ポイント面だけで考えれば、若者でも申し込める高還元な一般カードは無数にある。それよりも年齢的なメリットをより大きく享受したければ、若者向けゴールドカードをオススメしたい。

ひと昔前までのゴールドカードは、年会費1万円程度が相場で、30代以上でなければ申し込めなかったが、現在は年会費2,000〜5,000円程度で、20代から申し込めるものも多数ある。しかし、基本的にゴールドカードは年会費とサービス内容が比例する。こうした格安系ゴールドカードは、一般的なものと比べて何かしらサービスが削られている場合が多いので、目的を明確化させてから持ったほうがいい。

その点で、これから紹介する若者向けゴールドカードは、年会費が安いながらもゴールドらしいサービスをひと通り備えており、入門編として最適。いずれも申し込みは20代限定なので、30代になってからゴールドカードを試そうと思っているくらいなら、割安で持てるうちに使ってみてほしい。
○三井住友VISAプライムゴールドカード

「三井住友VISAプライムゴールドカード」は年会費5,400円。初年度は無料で、支払い方法やWEB明細の登録・利用状況次第で2年目以降も最安1,620円まで減額される。

主な特徴としては、ゴールドカードの定番である国内主要28空港のラウンジを無料で利用できるサービスが使えるほか、宿泊予約の「Relux」では通常同サイトが提供している価格から3,000円を割引。旅行中の傷害による死亡・後遺障害時に最高5,000万円を補償(カードによる事前の旅費などの決済がない場合は最高1,000万円)する旅行傷害保険、カードで購入した商品の破損・盗難時に最高300万円を補償するショッピング保険も付帯している。

ショッピング利用に対してはワールドプレゼントのポイントが貯まり、月合計1,000円利用につき1ポイント(=5円相当)。前年および当年の利用額に応じたボーナスポイントもあり、還元率は最高0.8%までアップする。また、電子マネーのiD、PiTaPaをクレジットカードと紐付けて発行でき、WAONにもクレジットカードからチャージ可能。Apple Payにも対応している。

カードは30歳以降の最初の更新時に、原則として「三井住友VISAゴールドカード」に自動ランクアップとなり、年会費1万800円が必要となる。ただし、支払い方法やWEB明細の登録・利用状況次第で、2年目以降は最安4,320円で利用可能。更新時には特典として500ポイントと、全国約100店の一流レストランで所定コースを2名以上で利用すると1名分が無料になる「プレミアムグルメクーポン」のプレゼントがある。

なお、三井住友銀行の口座保有者向けに「三井住友VISA SMBC CARD プライムゴールド」も発行されているが、基本的なスペックやサービスは同一。どちらを持った場合でも、利用条件を満たすと三井住友銀行のATM時間外手数料が無料になり、銀行取引などで貯まるSMBCポイントをワールドプレゼントのポイントに交換できる特典が利用できる(4月1日以降のポイント制度で貯まるポイントが対象で、6月頃から交換開始予定)。

○JCB GOLD EXTAGE

「JCB GOLD EXTAGE」は年会費3,240円で初年度は無料。国内28空港に加えハワイ・ホノルルの国際空港でもラウンジが無料で利用でき、24時間年中無休で医師や看護師などに医療・健康・介護・育児などの電話相談ができる「ドクターダイレクト24」も利用可能。旅行傷害保険は所定の旅行代金を事前にカード決済した場合に適用となり、最高5,000万円を補償。ショッピング保険は最高200万円が補償される。

ショッピング利用に対してはOki Dokiポイントが貯まり、月合計1,000円利用につき1ポイント(=5円相当)。入会から3カ月はポイント3倍で、4カ月目以降も初年度は1.5倍。年間20万円以上利用すると、次年度も1.5倍となる。また、海外加盟店での利用は常時2倍。このほかにAmazon.co.jp、セブン-イレブンなどのパートナー企業でもポイント優待を受けられる。なお、クレジットカードと紐付けて電子マネーのQUICPayを発行でき、Apple Payにも対応している。

カードは5年後の初回更新時に、審査のうえ年会費1万800円の「JCBゴールド」に自動ランクアップとなる。それ以前に退会すると、カード発行手数料として2,160円が必要となる。
○UCカード ヤングゴールド

「UCカード ヤングゴールド」は年会費3,240円。国内27空港に加え、ハワイ・ホノルル、韓国・仁川の国際空港でもラウンジが無料で利用でき、24時間年中無休で海外旅行についての電話相談ができる「ゴールドライン東京」も利用可能。旅行傷害保険はカードを保有しているだけで適用となり、最高3,000万円を補償。ショッピング保険は最高200万円が補償される。

ショッピング利用に対しては永久不滅ポイントが貯まり、月合計1,000円利用につき1ポイント(=5円相当)。永久不滅ポイントはその名の通り有効期限がなく、投資を疑似体験できるサ−ビスで運用できることも特徴だ。なお、おサイフケータイ対応の携帯電話があれば、クレジットカードと紐付いた電子マネーのQUICPayとiDが、iPhoneユーザーであればApple Payが利用可能だ。

カードは30歳になる年の最初の更新時に、原則として「UCカード ゴールド」に自動ランクアップ。こちらは年会費1万800円となっている。

以上、3枚の20代限定ゴールドカードを紹介したが、検討の際は各カードのサービス内容だけでなく、ここでは触れなかったがランクアップ後のサービス内容も見据えて選ぶことが大切。もちろん使ってみて満足いかなければ、ランクアップ前に解約して、前述したような格安ゴールドに乗り換えたり、より上位ランクのプラチナカードを試したりしてもいい。まずは使ってみてから、その後の方針を決めるといいだろう。

最後に、各カードともに若者向けとはいえ入会審査はあるので、ある程度の安定した収入は必須となる。過度に心配する必要はないが、在籍確認で会社に電話がかかってくる可能性もあるので、新社会人の場合は正式に入社してから申し込もう。

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』

※本記事で紹介したサービス内容は、消費税率8%を前提とした更新日時点の情報です。ポイント価値は編集部にて算出。利用方法によって上下する場合があります。また、各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

■ 筆者プロフィール: タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。

マイナビニュース

「クレジットカード」をもっと詳しく

「クレジットカード」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ