東京センベロ巡礼! 神田の大衆酒場『つみき』で、絶品「ガツキムチ」を食べてきた
2019年3月22日(金)12時0分 食楽web
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平日の夕方以降が最も賑わうJR神田駅前エリア。居酒屋や立ち飲み、焼肉店などが数多く集まる飲屋街には、おいしくて良心的な価格のセンベロ店が充実しています。
モツ串が美味しいうえに価格がリーズナブルと聞いて向かったのは、『もつ焼き大衆酒場 つみき』。駅東口から徒歩1分、サッと飲むのにいい感じ、1階は立ち飲み、2階に座敷席のある店です。
飲み歩きを楽しむなら、やっぱ立ち飲みでしょ! ということで、今回は1階で調査。まずは焼酎ハイボールを注文。センベロ開始です!
「焼酎ハイボール」330円、「レバテキ」300円(左)、「ガツキムチ」280円(右)
店内は、17時台からじわじわと混み始め、酒1杯と串モノをつまみに、1人でサッと飲んでいなくなる人もいれば、スーツ姿の男性2名が語り合いつつ、ゆっくりと飲む姿などさまざま。「女性おひとりで来る方も多いですよ。中にはスーツ姿の4〜5名で来て、同じ会社の人なのかなぁ〜、と思って見てたら、名刺交換を始めた人もいましたね」と語る店長の小原涼さん。
えっ? 立ち飲みで名刺交換?「いや、その方たちは2階の座敷席。もつ焼きの店で名刺交換って、なかなかないですよね(笑)」。すごいぞ神田エリアの会社員。でもきっと、取引相手とグッと距離が縮まりそうな気がします。
「焼酎ハイボール」。梅エキスが入っていてさっぱりした味わい
「焼酎ハイボール」をちびちび飲みつつ、何にしようかぼーっと店内を見渡すと、壁にかけられたホワイトボードを発見。「おすすめの料理はここに書かれています。芝浦から毎日新鮮なモツを仕入れて作るので、まずここをチェックしてください!」。
串モノは1本100円から。基本的に塩と味噌ダレ、ニンニクダレから選べます。芝浦から届いた朝締めのモツは、新鮮かつ臭みがないと評判。だからひっきりなしにお客さんが入れ替わっているんですね。なるほど。
「ガツキムチ」。見た目より辛さは控えめ。スッキリ味のハイボールと合う!
まずはホワイトボードに書かれていたおすすめのつまみ「ガツキムチ」から。低温調理した豚ガツとキムチの和え物で、色は鮮やかだけれど、辛さは辛すぎず痺れることなく、旨味も感じるちょうどいい感じ。ハイボールが進みます。
「レバテキ」。ゴマ油と塩で味付け。お好みでニンニクを
そして、店一番人気メニューのひとつ「レバテキ」。新鮮なレバーを軽く焼いたサイコロステーキ。にんにくおろしを乗せて食べると、おぉ〜、レバ刺しとステーキのいいとこどり! このボリューム、クオリティで300円は、人気になるのが納得のおいしさです。臭みのないレバーって、ホントおいしい。なんかパワーをもらった気持ちになります。
外税プラス席代100円で、税抜き910円が1,090円に。立ち飲みでも席代あり!
「実は煮込み系も人気があるんですよ。ウチは味噌ベースの煮込みと、塩ベースの煮込みがあるから」と話す小原さん。煮込みは各380円です。さらに、「もつシチュー」(400円)も人気で、「おかわりパン」(100円)を追加注文する人も多いとのこと。シチューの肉が豚モツってかなり珍しい。滅多に見たことありません。さすが、モツ専門店だけあります。
「新鮮でおいしいモツを食べたい! というときには、ぜひウチに来て楽しんでほしいですね」と話す小原さん。一人でサッと食べて飲めるので、今日は体がモツを欲している〜! とか、時間はないけれど1杯だけ! という日にはピッタリです。新鮮なモツの店だけあって、いや〜な臭いもしないので、モツを食べたことがない人を連れていくのにもおすすめ。次回は串モノ、煮込みを攻めつつ、「モルツ」(390円)か「ホッピー」(白・黒390円)にするか。何度も通って常連になりたくなる店でした!
(取材・文◎石澤理香子)
●SHOP INFO
店名:もつ焼き大衆酒場 つみき
住:東京都千代田区神田鍛冶町2-12-13
TEL:03-6206-4165
営:17:00〜23:00(LO)
休:なし
※価格は全て税抜