ひと月の年金約17万円「100歳まで生きられるように想定して貯めてきたが……」77歳女性のお金の後悔

2025年3月23日(日)6時10分 All About

老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住77歳女性のケースを紹介します。

金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。
現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住77歳女性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール


回答者本人:77歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地:大阪府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1000万円
現在の資産:預貯金4000万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金約470カ月、厚生年金約396カ月

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):約6万8000円
老齢厚生年金(厚生年金):約10万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金4万7000円(年額)

「年100万〜200万円貯金を切り崩している」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。
その理由として「年金だけでは生活できない」と語っています。
ひと月の支出は約「30万円」。「毎年100万円から200万円を貯金から補填(ほてん)」することによって「毎月賄えている」と回答されています。

「100歳まで生きられるように貯めてきた」

現在は完全リタイアしていて給与収入はないそうですが、現役時代から「100歳まで生きても大丈夫なように生活設計して貯めて」いるほか、「不動産もあるので」経済的な不安はない様子。
日ごろ心掛けている節約術も特になく、年金生活とはいえ「いるものはいる。好きなものは買う」とあります。

「今後の経済状況によっては資産が目減りする不安もある」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「もっと資産運用したかった。今からではもう年齢的に時間がない」と回答。
金融資産は現預金のみで保有しているため、十分蓄えてきたつもりではあるものの「今持っているお金が経済状態によって目減りするのが心配」とも感じているといいます。
いっぽうで今の楽しみは趣味の「卓球とか太極拳」だそう。「好きなことをしてポジティブに生きています」と語られていました。
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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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