【ぶらり循環バスの旅】池袋駅西口・東口周辺循環「IKEBUS」で駅・サンシャイン60周辺を満喫しよう

2024年3月23日(土)15時0分 ロケットニュース24

日増しに気温があがって、すっかり春めいて来ました。それにしても今日は風が強い! うっかり吹き飛ばされるんじゃないかってくらいの強風です。皆さん、お気をつけください。どうもこんにちは、佐藤です! 今日はJR池袋駅西口にやってきました。

今回は、池袋の街を縦横にめぐる2つのルートの循環バス、「IKEBUS(池バス)」で街をぶらり循環してみたいと思います。さて、どんな景色に出会えるのかな? じゃあ、早速行ってみましょう。レッツゴー!!

・池袋周辺循環IKEBUS
このバスは、2019年11月に開業した池袋エリアを周遊する路線です。池袋駅東口からサンシャインシティ・豊島区役所を経て再び東口に戻るAルート、西口から東京芸術劇場・豊島区役所・サンシャインシティなどを経て西口に戻るBルートの2系統があります。

運賃は1回乗車、大人が200円。子ども(小学生以上)・高齢者(65歳以上)・障がいをお持ちの方は100円となっています。

今日はBルートからスタートして、サンシャイン60を経て西口に帰ってくるルートで行きましょう。

西口の停留所は、駅を出て道路を挟んだ向かいのマクドナルドの前辺りになります。赤いフクロウのマスコットが目印です。

時刻表を見てみると……。おっと! 意外と本数少ないですね。Aルートは約25分に1本の頻度で運行しているのですけど、Bルートはほぼ1時間に1本しかないようです。これは、気軽に寄り道できないですね。とりあえずサンシャイン60を目指しましょう。

お! 来た〜!! 真っ赤な車体が眩しいですね。この車体はJR九州の新幹線・特急列車「ななつ星 in 九州」などを手掛けた、インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治氏が手掛けたのだとか。

片側5輪の電動車両で、後方には車いす乗降用のリフトを備えています。

座席は向かい合わせで全14席、レトロな雰囲気を感じさせる可愛らしいデザインですね。

では、サンシャイン60を目指して出発進行〜〜!

・サンシャイン60を目指して
走り出してすぐに、最初の停留所の東京芸術劇場が見えてきました。本当はここで降りたかったんだけど、今降りると次は1時間後……。スルーしましょう。

芸術劇場の停留所は、劇場の入口の真ん前です。高齢者や車いすの方が利用することを想定して、入口に横付けしているんでしょうね。雨天の時はとても助かるんじゃないでしょうか。

ホテルメトロポリタンを過ぎて、池袋駅の線路下を抜け東口側に出ました。西側よりも東側の方が街の雰囲気が明るい気がしますね。

お、アレはサンシャイン60! 昔は近隣に高い建物が一切なかったので、アレだけ飛び抜けてデカく見えたんですけどねえ。今は大きい建物も増えたから少し目立たなくなったかな。

豊島区役所までやってきましたよ。地上49階、高さ約190メートルもあるそうです。サンシャイン60が約240メートルですから、それに匹敵するデカさですね。上を見上げても、バスの窓からでは最上部まで見えません。デッカイな〜。

ここの停留所で、意外な場面を目撃しました。外に立っているのは、乗務員(運転手)さんです。ここで運転手の交代。実は帰りのAルート(Aルートに乗ってしまった経緯は後ほど)でもここで交代していました。

ここが交代ポイントということは、区役所に乗務員さんの詰所でもあるのかもしれませんね

東池袋駅の停留所を経ていよいよサンシャイン60の真下へ行きます。走っていたら途中で、AルートのIKEBUSとすれ違いました。可愛らしい2台のバスがすれ違う様子は画になりますねえ。

サンシャインシティ西まで乗っていくつもりだったのですが、思いのほかバスが混み合ってきたので、IKE・SUNPARK(イケ・サンパーク)入口で下車しました。

ベビーカーを持ったお子さん連れの利用が多いようです。池袋の街をベビーカーを押して歩くのは大変ですからね。私(佐藤)は歩くとしましょう。とはいえ、もう目的地ですが。

・てんぼうパークは子ども連れの楽園
来たぞ、サンシャイン! とりあえず、真下まで行きましょう。

ヒャー! やっぱりでけえ!! 近くで見ると、迫力満点ですな。これを超える高さのビルはたくさんできたけど、それでも小さいわけじゃない。デカいもんはデカいのです!

割とよくサンシャインには来るんですけどね、展望台まで上がったのは小学生の時が最後かもしれないですね。だから、今日は展望台(てんぼうパーク)に行ってみたいと思います。

てんぼうパークへは地下1階の専用エレベーターを利用します。スカイレストランもこちらから。

料金は平日大人700円、子ども(小・中)500円。小学生未満は無料です。たいていの観光スポットは平日よりも週末が混み合っているものです。しかしここは、平日昼間でも大盛況。なぜなら、小学生未満は無料だからです。それについては後ほど詳しくお伝えしましょう。

エレベーターは動き出すと、室内は暗くなってプラネタリウムになりました。天井や壁に星が投影される様子は幻想的です。ふと見ると、上昇時のスピードが表示されています。分速600メートル! 速い!! 時速36キロで60階へ急上昇!

アッという間に最上階に到着しました。

春らしく、窓には花びらがあしらわれています。3月1日〜5月12日までさくらまつりを実施しており、施設内はあちこちに桜の装飾が施されています。

いや〜、絶景ですなあ。ふと足元を見た瞬間、私は初めてここに来た時の記憶がよみがえりました。窓際から真下を見て戦慄した記憶が……

人も車も豆粒みたいに小せえ、もしも落っこちたりしたら……。そんな妄想が頭をよぎり、チビリそうになった記憶があります。高いな〜、怖いな〜……。下は見るもんじゃない。もう見ない!

気を取り直して……、あっちは新宿方面かな。今日は晴れてるけど、風が強いから霞んでますね。手前に見えているのは豊島区役所です。

北東方面はそれほど霞んでいませんね。もっとキレイに晴れていたら、ずっと向こうに筑波山も見えるのだとか。

このてんぼうパーク、ご家族連れにうれしいサービスをいくつも用意しているんですよね。とくに赤ちゃんや小さなお子さん向けに設備を整えていて、公園のような芝生スペースや、赤ちゃん用のハイハイスペースもあります。ベビールームにはおむつ交換台や授乳室も完備。サンシャインシティでは無料でベビーカーの貸出も行っています。

それから平日昼間(11〜14時)は飲食持ち込みOK。この日も赤ちゃん連れが大勢いらっしゃって、ベビーカーのパーキングは満車状態でした。

休日の公園みたいに、お弁当を広げてピクニック。あちこちで子どもたちが全力で遊び回っています。地上240メートルにいるとは思えない光景でした。

多くのお店では、周りに気をつかいながら子どもに食事をさせないといけないでしょう。ご家族にとっても負担が大きいです。それと比べれば、ここは子ども中心の場所です。子どもたちが好き放題に駆け回っても、誰にも迷惑がかからない。だから平日でも盛況なんですよね。

・ツイてない……
さて、サンシャインを後にして、次の循環バスに乗りましょう。停留所で待っていると……。

ア、アレは!? ラッキーセブンと言われる7号車!! 唯一の黄色車両じゃないですか! やったぜ、サトちゃん、ツイてるツイてる!!

しかしながら、ツイていたのは、この車両で出会えたことのみ。というのも、このバスは逆ルート。Bルートで西口に帰りたかったのに、Aルートで東口に行くバスだったのです……。サトちゃん、ツイてねえ……

次のBルートのバスは1時間後。これに乗るしかない……。

西口の方で昼食をとるつもりだったけど、東口で探すとしよう……。そうだ! いいお店があった!!

洋菓子・喫茶・お食事の「タカセ」!! 1階はベーカリー、2階は喫茶、3階はグリルを営む池袋の老舗です。ここでハンバーグなんか食っちゃおうかな?

が! 満席で入店待ちの行列……。いつ食えるかわからないので、今日はやめておきましょう。サトちゃん、ツイてねえ……

そうだ、思い出した。東口といえば、ここもあった! 「川崎発祥の元祖ニュータンタンメン本舗」!! 辛いモノは苦手だけど、ここの味は好みなんですよねえ。私でも食える辛さなんです。

「タンタンメン」(税込930円)と「味噌餃子」(税込490円)を注文。タンタンメンの辛さは普通。私の舌はお子様レベルなので、基本的にはどんな辛さにも耐性ゼロ。「食べ物をわざわざ辛くする意味がわからない」、そう考える程度に、辛味に対して抵抗があります。けど、ここのは普通レベルの辛さでも問題なく食べられるんですよね

ニンニクの香味とたまごのまろやかさで、辛味がそれほど気にならない。自分でも意外と思えるほどグイグイ食べちゃうんですよね。それから味噌餃子もいいんですよ。餡のしっかり詰まった蒸し餃子に、オリジナルの味噌だれ。これがタンタンメンによく合います。お腹にゆとりがあれば、ライスとぜひ一緒にどうぞ

・隧道を抜けて
ここから徒歩で線路下をくぐって、再び西口(北口)の方へ

この地下通路は昭和61年の改修の際に「ウイロード(WE ROAD)」と名付けられたそうです。正式名称は「雑司ヶ谷隧道(ずいどう)」と言います。隧道とはトンネルのことですね。私が保線(軌道工)の仕事をしていた時に、トンネルはすべて隧道と呼ばれていたので、私は愛称よりも、むしろ雑司ヶ谷隧道の方に親しみを感じます。

大正14年に建設された公共地下通路。今でも駅を利用する人にとって、欠くことのできない通りのひとつです。

さて、駅の北側に来ました。昔馴染みの「珈琲伯爵」で、ひと息つきたいところです。

……と、思ったらここもいっぱいで入店待ち。今日はどうなってるんだ!? いくとこいくとこ全部いっぱい!? サトちゃん、マジでツイてねえ……

あ、そうだ。喫茶店といえば、特殊な自動ドアを設置している「カフェ・ド・巴里」があった! ここなら空いてるかも。

幸い、多少席の空きがあって、入店することができました。メニューを見たら、おすすめセットに「カステラセット」(コーヒー or 紅茶 税込850円)なんてのがあるじゃないですか。カステラ、いいですね! それにしましょう

レトロな店内で味わうカステラは格別です。強いていえば、ホイップクリームをほんの少し添えて頂きたかった。けど、これでも満足でした。

・買い物して帰ろう
さて、今回の旅も終盤。最後は池袋西口ではすっかり定着したガチ中華の食材屋さんで、買い物をして帰りましょう。

「ガチ中華」という言葉が出てくるよりも前から営業している、アジア食材の店「陽光城」で中国茶でも買って帰りましょうかね。

が! 中国茶素人の私が買うには、デカすぎるサイズのものばかり。できればティーバッグのモノが欲しかったのに、ここにはそんな生易しいものはありませんでした。サトちゃん、今日はホントにツイてねえ……

仕方ないので、向かいに「友誼(ゆうぎ)商店」に行ってみましょう。ここは品数が多いので、ティーバッグのものもあるかもしれません。

それと最後に「西武池袋本店」で、茶菓子も買っておきますか。

そうして、友誼商店では「台湾産健美茶」(税込602円)、「凍頂烏龍茶」(税込788円)、「焦糖瓜子(キャラメル味のひまわりの種)」(税込306円)を。

西武では、たねやの「桜餅」(2個税込518円)と「草餅」(2個税込410円)をそれぞれ購入しました。

これで春らしいお茶を楽しむことができますぞ!

さてさて、今回は都合3時間の旅でした。前回の都庁循環バスでは半分を歩き、今回のIKEBUSでは、行きと帰りで別ルートに乗ってしまって、またしてもバスで循環できませんでした……

次こそ必ず循環してみせます! ということで、また次の循環バスでお会いしましょう。それまで、ごきげんよう〜!!

参考リンク:IKEBUS、IKE-CIRCLE、サンシャイン60
執筆:ツイてないサトちゃん(佐藤英典)
Photo:Rocketnews24

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