モハメド・アリもUFOを目撃していた! 16回以上目撃、政府関係者の資料…TV番組で証言していたことが発覚

2020年10月20日(火)14時0分 tocana

 かつてのトーク番組で故モハメド・アリがUFO発言を行っていたことが話題になっている。リベンジをかけた大事な試合の3日前に放送されたテレビのナイトショーに生出演してUFO目撃体験を赤裸々に語っていたのだ。


■生放送のトーク番組で“UFO発言”


 顎を骨折する敗戦から半年、復調を遂げていたモハメド・アリは重要な雪辱戦の3日前、1973年9月7日に放送された夜のトーク番組に生出演していた。


 人気司会者、ジョニー・カーソンがホストを務めるNBCのトーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジョニー・カーソン」のスタジオにモハメド・アリが事前計量後のガウン姿で出演。というのも、制作側のアイデアで直前に試合を控えているケン・ノートンとモハメド・アリを“事前計量”という建前で番組に招くという演出が行われたのだ。


 番組に最初に登場したのは3月の試合でアリの顎を骨折させたうえに判定勝ちを収めたケン・ノートン。司会のジョニー・カーソンとボクシングの話題でスタジオの番組観覧者を大いに盛り上げたという。


 次に登場したモハメド・アリは別な意味でスタジオを盛り上げた。なんと唐突とも思えるUFOの話題で会場を笑いに包んだのだった。しかしその笑い声はアリにとって不本意なもののようにも見える。アリはかなり真剣にUFOについて語っていたのだ。


 拍手に迎えられて登場したアリだったが、今ひとつ覇気が感じられない様子で、それに気づいた司会者が「今日は控えめですね」と突っ込むと、なんと「今までUFOのことを勉強していたんです」という驚きの発言がアリの口から飛び出したのだ。


 この発言を何かのジョークだととらえたのか、スタジオの観覧者が手を叩いて爆笑する。しかしアリは表情ひとつ変えずにUFOの話を続けるのだった。




■政府のUFO研究者の名前も挙がる


 この時のアリの言動を収めた動画がYouTubeチャンネル「Hatala Testing」に昨年2月投稿されている。この動画を発見した著名なUFO研究家、スコット・ウェアリング氏が自身が運営するUFO情報ブログ「UFO Sightings Daily」でさっそく解説している。


「モハメド・アリ、世界のヘビー級ボクシングチャンピオン、別名ピープルズチャンピオン……アリは小学校1年生の時から私のアイドルでしたが、このインタビューの時点で私はまだ5歳でした。だから私はこれを見逃しています。これは私にとって全く新しいアリの姿で、衝撃を与えてくれました。彼は詩人であり、人格者であり、向上心に溢れトップを目指して努力しているすべての人々の模範でした。私は彼とジョニー・カーソンの古いインタビューを見つけました。その中でアリは真剣な面持ちでUFOの話題を持ち出しています」(スコット・ウェアリング氏)


 モハメド・アリがUFO目撃談を話していたことは一部ではよく知られていて、過去に有名なUFO研究家ティモシー・グリーン・ベックリー氏に自らの経験を語っているが、こうして実際にUFOの話をするアリの姿を記録した映像が残っているのは幸運だと言えるのだろう。


「アリは火曜日と木曜日の午前3時から午前5時の早朝に走っている最中にUFOを見たと話します。しかし、聴衆はそれについて彼を笑います。彼は16回以上のUFOの目撃を経験しており、おそらく生涯にわたってそれ以上目撃しています」(同)


 司会者はアリの話を面白おかしく茶化し、アリの横に座って話を聞いているケン・ノートンに「空飛ぶ円盤を信じていますか?」と話を振ると、ケンは「私は何も知らない傍観者です」と答えて、これも観覧者の笑いを誘っている。


 そして気になるのは、アリが“勉強”しているというUFOの資料はワシントンD.C.の政府の人物から渡されたものでありそうな点だ。



「彼(アリ)は番組で、実際のUFOのいくつかの文書、写真、フィルムをアリに渡したハロルド・サルキンという政府のUFO部門で働いているワシントンD.C.の人物の名も口にしました。ハロルド・サルキンとは誰でしょうか。米国政府のために働いている人物なのでしょうか。私たちには決して知らされないでしょう。しかし、彼はおそらく“プロジェクト・ブルーブック”に取り組んだ人物だと思います」(同)


 米空軍による未確認飛行物体に関する一連の体系的な研究の1つである“プロジェクト・ブルーブック”だが、その中心メンバーの1人がこのハロルド・サルキンなのだろうか。


「アリは、世界が知る必要があると彼が考えた深刻な問題について話すために、もっとお金を稼ぎ宣伝になったであろう全国ネットでのボクシングについてのインタビューで時間を割きました。繰り返しになりますが、アリは私に感銘を与えてくれました」(同)


 ちなみにこの3日後、雪辱戦でアリはケン・ノートンに判定勝ちをおさめている。2016年に74歳で亡くなったアリだが、我々はもっとアリからUFOの話を聞いておくべきだったのかもしれない。


参考:「UFO Sightings Daily」ほか


文=仲田しんじ

tocana

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