100均“皮むき器”の進化が止まらない！ スルスルむけて感動必至の「皮むきグッズ」3選

食楽web

　料理をする際の面倒くさい工程といえば、野菜の皮むき。作業中に手を切ってしまって恐怖心が芽生えてしまった人も少なくないでしょう。筆者も昔、ピーラーでスパッと手を切ってしまったトラウマと面倒という理由で、野菜は皮をむかずに調理することもしょっちゅうあります。

　この現状をなんとかすべく対策グッズを探したところ、まさかの100円ショップで発見！あっと驚く優秀な「皮むきグッズ3選」をご紹介しましょう。

どんな野菜にもジャストフィット！「野菜の皮むきスポンジ」

「野菜の皮むきスポンジ」110円（税込）

　一見、ただの薄いスポンジのようですが、スポンジ表面に天然ホタテ貝の殻で作った研磨剤が使用された野菜の皮むきアイテムなんです。筆者はキャンドゥで購入しましたが、他の100円ショップでもとうもろこしで作った研磨剤を使ったものや、スポンジ自体が固く作られているものなど、同じような商品をいくつも見かけました。

　使い方は、少量の水をかけながらこのスポンジで野菜をこするだけ。

　力加減がわからなかったので、そんなに力を入れずに軽くゴシゴシしてみるとこの通り。ちゃんと皮がむけています。これまでの苦労はなんだったのかと戸惑うほど、本当に簡単。

　しかも、柔らかいスポンジなので野菜の形に合わせて角度を変えられるため、カーブになっている箇所、突き出ている箇所なども楽々皮むきができます。包丁やピーラーでは皮むきが大変なデコボコした生姜なども、このスポンジを使えばあっという間に綺麗にむけますよ。

　刃がなく安全なので、よそ見をしながら作業しても怪我をする心配がないのも嬉しい。表面の研磨剤が削れ取れてしまったら使えなくなるのが弱点ですが、ある程度は長く使えそうですし、これで110円ならコスパはかなり高いと思います。

もう、むきすぎない！「じゃがいも・ごぼうの皮むき」

「じゃがいも・ごぼうの皮むき」110円（税込）

　変わった形のこちらも皮むきグッズ。『ダイソー』の比較的新しい商品で、2本の指で皮むき器をはさみ、食材の皮部分を繰り返しこすることで皮をむきます。

　皮をむく部分は2面あり、それぞれデコボコの形状が違うので好みや食材の形で使い分けることが可能。どちらもほんのりカーブしており、丸みがあるじゃがいもやごぼうにフィットしやすくなっています。

　実際に使ってみると、指でしっかり固定したうえで手のひら全体でホールドしているので安定感があり、こすりやすいです。しかし先に紹介した「「野菜の皮むきスポンジ」に比べると、こちらの方がむくのに時間がかかる印象。ただ、「じゃがいも・ごぼうの皮むき」はプラスチック製で、ずっと使い続けられるという良い点があります。

　どちらにも共通するメリットは安全、楽ちんに加え、むきすぎによる野菜の無駄が出ないこと。表面の皮部分だけをむくことができます。

刃より切れる！？ 切れ味抜群の「セラミックピーラー」

「セラミックピーラー」110円（税込）

　安全に使えて、錆びることがなく、手入れが簡単なセラミック製のピーラー。切れ味が心配で手を出せない人にぜひ試して欲しいのが、『ダイソー』の「セラミックピーラー」です。これが110円ということが信じられないほどの切れ味なんです。

　初めて使った時は、あまりの切れ味の良さに感動さえ覚えました。むしろうちにある普通の刃があるタイプのピーラーよりよく切れます。硬いごぼうの皮なども全く問題なく、スルスルとむけて気持ち良い！

　切れ味が良いので、皮もかなり薄くむけます。また、100円ショップの白い色のキッチングッズは食材の色が移りやすいのが難点ですが、こちらのピーラーは色移りもほとんどありません。

色移りしやすいにんじんをむいた後もキッチンペーパーでひと拭きすれば真っ白に ［食楽web］

　セラミックなので錆びる心配もなく、手入れも簡単。もう刃がついているピーラーを買う理由がなくなりました。

　今回は筆者が特に気に入った3商品をご紹介しましたが、各100円ショップには王道からアイディア満載の商品まで、驚くほどたくさんの野菜の皮むきアイテムが揃っていました。ぜひ毎日の料理に取り入れてみてください。

（撮影・文◎佐々木 舞）

●著者プロフィール

佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。