【警告】喫煙で難聴リスクが70%高まることが判明! 禁煙すべき理由がまた1つ増える!(最新研究)

3月25日(日)7時0分 tocana

※イメージ画像:ThinkStockより

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 禁煙したいのについつい吸ってしまうという人々にまたひとつ、禁煙すべき理由が見つかったようだ。なんと喫煙には聴覚を損なうリスクがあるというのだ。


■1日20本以上の喫煙で難聴リスクが70%高まる

 心臓疾患や肺疾患をはじめ、さまざまな健康リスクがあるとされる喫煙習慣だが、ここにきてまたひとつ、思いもよらぬ新たな懸念が加わることになった。難聴リスクである。

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 国立国際医療研究センターの研究チームが先日、オックスフォード大学出版局が発行するジャーナル「Nicotine & Tobacco Research」で発表した研究によると、喫煙習慣には難聴リスクが伴うことが明らかになったという。

 研究チームは20〜64歳までの勤労者5万人以上の最大8年に及ぶ健康診断データを分析した。

 対象となった勤労者の多くは40代で、調査開始時点で2万1000人が喫煙歴のない非喫煙者、1万9000人が喫煙者、9800人が喫煙歴のある非喫煙者であった。ちなみに、喫煙者は肥満で慢性疾患を抱えている傾向が高いことも判明した。

 いずれも調査開始の時点では聴力に問題はなかったのだが、調査期間の中で5107人が難聴と診断されている。そして難聴の進行と喫煙習慣に強い結びつきがあることが浮き彫りになったのだ。喫煙歴が長く、喫煙量が多いほど難聴になりやすいのである。

 1日10本以内の喫煙者の場合、高周波帯難聴リスクは40%以上高まり、低周波帯難聴リスクは10%高まる。そして1日11本〜20本であると、高周波帯難聴リスクは60%高まり、低周波帯難聴リスクも20%高まる。さらに1日20本以上だと、それぞれ高周波帯難聴リスクは70%高まり、低周波帯難聴リスクも40%増加するということだ。喫煙に関係のある難聴では、特に高周波帯の聴覚が損なわれるケースが目立っている。


■禁煙すれば難聴リスクは減少・消失

 喫煙習慣がどのように難聴を引き起こしているのか、詳しい医学的メカニズムはまだわかっていないのだが、統計的には喫煙が難聴リスクを高めていると結論づけられた。

 たばこをやめたいと考えている人々にとって大きな動機付けとなるのは、禁煙をすれば難聴リスクは急激に減少・消失する点だ。禁煙から5年以内であってもかなりの程度、難聴リスクは低減しているという。禁煙へのモチベーションを強力に後押しする研究結果だろう。

 研究報告では、喫煙と難聴についてさらに深い研究が求められているとしているが、将来の難聴を防止し進行を遅らせるには喫煙の制限、あるいは禁煙が重要視されることを指摘して結ばれている。

 日本社会においても喫煙率は目下急速に下がり続けているが、こうした研究も禁煙に向けた取り組みを後押しする格好になっているようだ。スモークフリーな社会が実現する日は着実に近づいていると言えるだろう。
(文=仲田しんじ)


※イメージ画像:ThinkStockより

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