ポン・ジュノ監督の短編も「ボーダーレス」をテーマに「SSFF&ASIA2020」6月開催

2020年3月26日(木)12時50分 シネマカフェ

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020」ポスタービジュアル

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米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2020」が、6月4日(木)から6月14日(日)まで都内複数会場にて開催が決定。WEBでは開催に先駆けて5月27日(水)より配信を開始する。

今年22年目を迎える「SSFF & ASIA」では112の国と地域から集まった作品の中から、厳選なる審査で選ばれた約200作品を無料上映・配信(一部有料イベント有り)。そのテーマは「ボーダレス」。上映するショートフィルムでは、民族や人種、国、貧富、ジェンダーといった「ボーダー」を越えた、家族や友人、恋人、社会とのつながりなど人間にとっての普遍的な物語が描かれる一方、これまで私たちが知ることのなかった様々な視点や価値観と、それに基づく想いが語られることに。

近年「SSFF & ASIA」からは、2013年のインターナショナル部門観客賞作品『リッチーとの一日』、2016年のグランプリ作品『合唱』がアカデミー賞短編実写部門を制したのに続き、2019年インターナショナル部門のベストアクトレスアワード受賞作品『向かいの窓』が本年度のアカデミー賞を獲得、2019年インターナショナル部門優秀賞作品『兄弟愛』もアカデミー賞にノミネートという快進撃を続けている。

今回は、『パラサイト 半地下の家族』で本年度アカデミー賞4冠に輝いたポン・ジュノ監督のショートフィルム『支離滅裂』('94)が特別上映作品に。毎朝ジョギングのたびに牛乳を盗む編集記者、酔って路上で立小便しようとしたところを警備員につかまった検察官、ポルノ雑誌を読むのが好きな大学教授。こんな3人が社会問題を討論するテレビ番組の出演者として集まる…という物語。


そのほかのプログラム、上映作品、イベント等の詳細は4月中旬以降に発表される。

また、本年より、「テクノロジーに裏打ちされたクリエイティブエンタテインメント カンパニー」として、クリエイターの夢の実現を支援するソニー株式会社が、翌年のアカデミー賞短編実写部門への推薦につながるオフィシャルコンペティションであるインターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門をサポート。ソニーとソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社が共同で、新しい映像文化や潮流を次世代クリエイターと一緒に探求する「Creators’ Junction partnered with XperiaTM」のイベントも実施する。

映画祭代表 別所哲也コメント

世界中の注目が集まるここ、東京で22年目となる映画祭を開催できることにとてもワクワクしています。今年のテーマを「ボーダレス」とした我々の映画祭は、世界から集まったショートフィルムを通じて、今を生きる人間だからこその様々な視点や価値観の発信、また、進化し続ける技術が可能にする、表現の多様性を体感できる場にしたいと思っています。東京、そしてオンラインで日本全国の方々とショートフィルムによって感動をわかちあえるのを楽しみにしています。そしてその熱量がボーダーを超えて、日本と世界のミライにつながっていきますように!

アンバサダー LiLiCoコメント

1年は本当に早いですね! この時期になりますと世間のショートフィルムへの期待が自然と増し、そして実際に作品をつくって来たみんなの、披露する場へのハングリー精神が湧いているので、この空気感に毎年浸っています。クリエーターのアイデアはエンドレスですし、普段触れ合えることのない国と地域の作品からも文化や香りを、短い時間ではありますが感じ取ることが出来ます。これはショートフィルムならでは! 今年はどんな作品に出会えるのか、1年で一番萌えるとき。みんな一緒にスパークしましょう。

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