【花粉症】春の花粉シーズンはようやく折り返し地点、ヒノキが間もなくピークに - 日本気象協会が飛散予測

2025年3月26日(水)16時15分 マイナビニュース


日本気象協会は3月25日、「2025年 春の花粉飛散予測(第5報)」を発表した。それによると、今シーズンは飛散ペースが遅く、ようやく折り返し地点を迎えたという。
今年の3月はたびたび寒の戻りがあったことから、スギ花粉のピークは例年より5〜10日ほど遅れた所が多く、福岡と広島のスギ花粉のピークは3月中旬に終了。3月末までに多くの所でピークを終える。
一方、ヒノキ花粉の飛散量が増加しており、四国から関東甲信の多くの所で3月末までに飛散開始が確認される見込みで、4月上旬は広い範囲でヒノキ花粉のピークに。ピークの期間は、5日間〜2週間ほどで、仙台はヒノキ花粉の飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れないという。
東京都千代田区(日本気象協会観測)の飛散状況をみると、今年は2月15日からスギ花粉が飛散し、春本番の暖かさとなった2月終わりに増加。花粉が非常に多く飛ぶ日が続くピークの時期に入っている。
東京都千代田区で1cm2に観測された花粉の数を累計し、シーズン総飛散量の何割に達したかを示したグラフを見ると、今年(橙色)は、2024年(濃い緑色)や2023年(緑色)と比べると累計飛散量の増加するペースは遅くなっている。今年の総飛散量は例年よりやや多い6000個/cm2と予測され、3月18日までの累計では総飛散量(予測)の20%を観測。3月下旬に一気に増加し、3月末までには50%に達する見込みに。ようやく半分が飛び終わり、花粉シーズンは折り返し地点に到達するという。
一方、ヒノキ花粉の飛散量は急速に増えると予測され、4月になるとスギ花粉は次第に減少するものの、ヒノキ花粉を中心に累計飛散量はさらに増加すると予想。4月半ばには、ようやくスギ、ヒノキ花粉の飛散は終息に向かうが、5月はじめごろまでは花粉が観測される日があるという。
今年のスギ花粉の飛散開始(日本気象協会観測)は、東京都千代田区でほぼ例年並みだったほかは、例年より4〜13日遅く、今年2月の気温が平年並みか低くなったことなどが影響したと考えられる。
北海道のシラカバ花粉については、春(3〜5月)の気温が高いと飛び始める時期が早まる傾向に。今年3月の気温は平年より高く推移しており、4〜5月の気温も平年より高い見込みであることから、シラカバ花粉の飛散開始は例年より早く、4月中旬に飛散開始となる見込みとなっている。

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