【世界遺産】新潟県・佐渡島で観光キャンペーン「佐渡島、忘るべからず。」開始 - 佐渡汽船、JR東日本、JALらが連携
2025年3月27日(木)15時16分 マイナビニュース
佐渡汽船と東日本旅客鉄道 新潟支社、日本航空 新潟支店は3月24日、佐渡島(新潟県佐渡市)の観光誘致を目的としたキャンペーン「佐渡島、忘るべからず。」を開始すると発表した。
同キャンペーンは、佐渡島の観光振興を目的に、佐渡汽船、JR東日本、JALの3社に加え、佐渡市、新潟県とも連携し、官民一体となって実施される。
2024年7月に「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されたことを受け、佐渡は国内外から大きな注目を集め、観光客も増加傾向にある。しかしながら昨年夏の首都圏調査では、「金山・トキ・たらい舟・佐渡おけさ」といったニュースやパンフレットに取り上げられる情報以外は、ほとんど知られていないという結果が出ている。金山など以外にも、佐渡の豊かな自然や歴史、文化、食、アクティビティといった知られていない魅力が数多く存在する。同キャンペーンでは、こうした情報を広く発信し、さらなる観光誘致につなげるため、民間企業と自治体が連携し、大規模なプロモーションを展開する。
現在検討・準備中の施策として、船舶、鉄道、航空、それぞれのメディアを活用した情報発信、ホームページ・SNSの活用など、まずは、佐渡のさまざまな魅力を広め、認知を高めていくことから始める。
3月20日からは、首都圏を中心にTVCMの放映を開始した。さらには、大規模な屋外広告の展開や、YouTube広告の配信、機関紙での佐渡紹介など、また、キャンペーンに合わせたキックオフイベント、各メディア・インフルエンサーの取材誘致を通じたPR活動の実施、インバウンド誘致に向けたプロモーションなど、幅広い層に佐渡島の魅力を伝えていく。
本取り組みでは、佐渡島内外の民間事業者にも積極的な参画を呼びかけており、旅行会社や観光関連事業者など、地域全体での観光活性化を推進していく。佐渡島を一過性の観光地ではなく、何度も訪れたくなる持続可能な観光地として発展させることを目指している。