愛情たっぷり1kg丼! 創業53年の町中華『中華料理 末広』(三鷹市)で「デカ盛り焼肉丼」を食べてきた

2022年3月27日(日)10時51分 食楽web


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 ICU、国際基督教大学の近くにもデカ盛りの渋い中華料理店があるんだよ〜、という話を聞き、向かったのはJR武蔵境駅からバスで約8分の場所にある『中華料理 末広』。ICUといえば、某大学ランキングで私立大学1位、国公立を含めた中で11位の座にある超エリート校で、頭がいいプラス洗練されたイメージ。大学の近くにデカ盛りの店があるのは、デカ盛りあるあるなんだけれど、まさかICUの近くにもあるとは。いや、東大の近くにだって早稲田の近くにだってあったけれど。

 店頭にはどこか懐かしさを感じる? ちょっとだけ歴史を感じるサンプルが陳列されています。町中華らしいいい感じ。暖簾をくぐり、店に入ります。


メニュー。一見した感じでは普通に中華料理メニュー。デカ盛り的要素はあまり感じないが

 席につき、卓上にあるメニューをチェック。定食、丼もの、カレー、麺類など、洋食や和食もいくつかあり種類豊富。果たしてどれがデカ盛りなの? お店の人に聞いてみると、「うちはそんな大盛りではないと思いますよ〜」と話しつつも、ボリュームがあるのは定食なら「肉野菜炒め」、丼なら「焼肉丼」とのこと。それなら、今回は「焼肉丼(生玉子付き)」(700円)をゴハン大盛り+100円で注文決定。

 ちなみに、よく出る人気メニューも「肉野菜炒め」(700円)や、「ニラレバー炒め」(700円)の定食各+220円とのこと。定食にするとライス、スープ、お新香がつきます。他にも、好きなラーメン+300円で餃子、小ライス、お新香がつく餃子セットや、+250円のミニねぎ豚丼セット、ミニカレー丼セット+250円などがあり、麺メインでも色々カスタマイズが可能。麺類では人気NO.1が「タンメン」(600円)、続いて「みそらーめん」(650円)、「もやしそば」(650円)です。

ラーメンどんぶりで登場! 「焼肉丼(生玉子付き)+ゴハン大盛り」1093g!


「焼肉丼(生玉子付き)」700円ゴハン大盛り+100円。味噌汁、お新香付き。生卵は別の小皿に。ゴハンが見えないほど焼肉山盛り!

 待つこと数分、目の前にやってきたのは、ラーメンどんぶりに盛られた「焼肉丼」! さっそく計測です。直径21cmのどんぶりに高さ約11cm、重さは1093g(器の重さを除く)。お味噌汁、お新香、生卵も合わせるとトータル約1.3kg。おそらくだけれど、ゴハン大盛りにしなくてもトータルで1kg超えたかも? このボリュームで800円は、かなり魅力的。

 早速一口! ニンニク醤油ダレが効いたタレに豚肉がしっかり絡んで、まさにゴハンの進む美味しさ。時々やってくるキクラゲのコリプリやピーマンのシャキシャキもいい感じです。わしわし、ガツガツ、思わず掻っ込んで食べてしまいます。


高さはスマホよりちょっと低めの11cm。生卵を序盤に入れるか、途中からにするか、悩む〜(食楽web)

「豚肉は肩の部分、赤身とバラがくっついているところを使っていますね。野菜はタマネギ、ニンジン、ピーマン、キクラゲ。自家製の醤油ベースのタレで味付けをしています」と話すのは店主の稲葉庄一さん。お店は1969(昭和44)年創業、お父さんから継いで2代目になります。

 そして盛りがいいのは先代から。「父の時代からこのボリュームですね。父は、外食で量が少ないのが嫌だったんですよ」。つまり、このお店では“標準”のボリューム、しかし他のお店と比べるとボリュームたっぷり、ということのようです。某牛丼チェーン店の場合並盛で340g前後、特盛で490g前後とすると、特盛2杯分以上がこの店の大盛り。で、某牛丼チェーン店の豚丼の特盛は745円だから、値段的にもかなりお得。


醤油ベースのタレが程よく染みたゴハン、程よい厚さの豚肉、もぉたまらんっ!

 食べながら周囲を見渡すと、作業服姿の男性2人組が定食を食べる姿や、おそらく夜間の仕事を終えた男性が、ビールとポテトサラダを頼んでのんびり新聞を読んでいるなど、男性のお客さん率が高い。そして、運ばれている「オムライス」や「チャーハン」がでかいっ! 「オムライス」、目測ですがおそらく1kg弱? 700〜800gはあると思う。そして注文した人はあっさり完食してる。もし食べ残したら?「残す人は、持ち帰りパックで持って帰ってもらっています」と店主。食が細い人は、前もってタッパー持参で行くのがいいのかも。

 ちなみに、「焼肉丼」の大盛りはあまりでないとのこと。「普通盛りで十分なので」。と店主。「チャーハン」や「オムライス」を見た後では納得です。でも、もし胃袋の容量が大きめの人はゴハン大盛りで頼んで欲しい! 具の割合が多めなのと味しっかりめなので、ゴハンが進む進む。大盛りでちょうどいいバランスだと思います。


「中華料理のお店なのに『カツ丼』や『オムライス』、『カレーライス』があるのは昔からですね。いわゆる町中華ってそうでしょ?」)店主の稲葉庄一さん)

 近くにはICUにルーテル学院大、東京神学大などキリスト教系大学が3つあり、学校がある日は学生さんももちろんよく訪れているとのこと。おそらく、地元腹ペコ学生さんたちにずっと愛され続けているお店なんだろうなぁ。10代だったら餃子6個380円も追加して頼みたかった!

 メニューは全て1000円以下、そして味とボリュームに大満足の『中華料理 末広』。次回は一番人気のタンメンを餃子セットにするか、それとも気になる「オムライス」にするか。たとえ駅から遠くても、常連になりたい、食べにくる価値あり! のお店でした。

(取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

店名:中華料理 末広

住:東京都三鷹市深大寺2-35-26
TEL:0422-31-9302
営:11:00〜15:00、17:00〜24:00(L.O.23:00)※まん防期間中は夜18:00〜21:00(L.O.20:00)
休:火曜、第1、3月曜

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