フードライターもどハマり中! 宮城のお取り寄せグルメ「Canささ笹かまアヒージョ」の魅力とは?【仙台グルメ】

2023年3月29日(水)10時48分 食楽web


食楽web

●フードライターが普段使いしているお取り寄せグルメを調査。今回は宮城県のソウルフード・笹かまぼこぼこを使った「Canささ 笹かまアヒージョ」をご紹介します。

 都道府県ごとにご当地名物がありますが、宮城県仙台市といえば「笹かまぼこ」。明治初期にヒラメが大量に揚がり、無駄なく消費するためにかまぼこにしたのが始まりです。

 宮城県民のソウルフードであり、製造会社ごとに異なる笹かまの食べ比べを楽しむことも珍しくありません。高級なイメージもあり、贈答用にも重宝します。

 小腹が空いた時は袋のまま食べたり、一口大に切ってわさびをつけて食べるのも好みです。あえて難点をあげるとすれば、賞味期限が短めなこと。冷蔵保存が主流で、取り寄せる時は冷蔵庫のスペースとすぐに食べきれる量を意識して購入しています。


3缶セット3240円 (税込)

 冷蔵品で日持ちはしない、この笹かまの常識を覆したのが、『武田の笹かまぼこ』が製造販売する「Canささ 笹かまアヒージョ」。「新東北みやげコンテスト」では最優秀賞を受賞した経歴もあり、今注目したい仙台土産です。

 昭和 10年創業の『武田の笹かまぼこ』。昔ながらの製法である石臼造りにこだわり、魚本来の旨みや甘味をいかし、食感よく丁寧に練り上げています。主原料であるスケソウダラは工場長が吟味し、ベストなものを仕入れています。

 工場では製造見学や焼きかまぼこ体験ができたり、併設レストランでは塩釜港直送生まぐろの食べ放題があったり、観光にも楽しい施設です。そんな『武田の笹かまぼこ』の本社と工場のある塩竃市は、東北大震災では津波の被害を大きく受けた場所です。


[食楽web]

 その被災経験から、原料のロスを防ぎ、新たな笹かまの販路を広げるべく誕生したのが、「Canささ 笹かまアヒージョ」。同県にある『秋保ワイナリー』と『木の屋石巻水産』に協力を仰ぎ、商品化に至ったそうです。

「新東北みやげコンテスト」で最優秀賞! 「Canささ 笹かまアヒージョ」のおいしさの秘訣は?

 笹かまの食感、焼き目にもこだわり、オリーブオイルとニンニクの香りが作りたてのようなフレッシュさを感じさせます。マッシュルームとガーリック、鷹の爪も決しておまけではありません。存在感がしっかりあり、笹かまとの相性が非常に良いです。

 1缶1080円と、決して試しやすい価格ではありませんが、非常に丁寧に作り込まれていますし、白ワインに合うというコンセプトにしっかりハマっています。食感がほわっと柔らかで、魚そのものの良質な旨みも実感。良い意味で従来の笹かまっぽさがなく、新たな魅力を引き出した一品です。

 余ったオイルで作るペペロンチーノが、これまたおいしい。オリーブオイルに笹かまを始めとする食材の旨みがしっかり溶け込んでいるので、余ったオイルと塩コショウでバシッと味が決まります。

ぬる笹かまぼこ「ささかまディップ!」も試してみた


780円(税込)

 さてお取り寄せするときに、思わずパケ買いしたのが、『蔵王』とコラボレーションした「ぬる笹かまぼこ ささかまディップ!」。これはもう、食べる前からおいしさを確信してパケ買いしました。

『武田の笹かまぼこ』のすり身と「蔵王クリームチーズ」を練り合わせた一品。軽い塗り心地で、とてもなめらか。全粒粉のクラッカーを用意したのですが、繊細な味なので、よりプレーンなものやバゲットの方が相性良く感じました。

 まさに、チーカマの最上級モデル。野菜スティックにディップしたり、生ハムに包んで食べたりするのもおすすめですよ。笹かまの新たな魅力を感じる商品です。

調査結果

『武田の笹かまぼこ』の「Canささ 笹かまアヒージョ」は、笹かまの焼きや食感にこだわった一品。漬け用のオリーブオイルの味付けや具材のバランスは専門家の意見を仰ぎ、白ワインとの相性もバツグンです。

 お取り寄せや贈り物の参考にしてみてください。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●DATA

武田の笹かまぼこ

https://www.takesasa.co.jp/

食楽web

「ライター」をもっと詳しく

「ライター」のニュース

「ライター」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ