オリラジ中田敦彦「経営者視点を持とう!」 新刊『労働2.0』に込めた想いに迫る

3月31日(日)8時30分 しらべぇ

中田敦彦

相方である藤森慎吾と共にリズムネタ「武勇伝」で鮮烈なデビューを果たしたオリエンタルラジオ・中田敦彦。 昨今では、お笑い芸人としての活動に留まらず、経営者としての手腕が多くの注目を集めている。

今月16日には、自身5冊目となる著書『労働2.0 やりたいことして、食べていく』(PHP研究所)を上梓した。しらべぇ取材班は、新刊に込められた想いや今後の活動についての話を聞いた。

■起業したい人の後押しに

中田敦彦

『労働2.0』とは、一つの職種・会社・場所にとらわれず、「雇われる」だけではなく「雇う」視点も取り入れ、「やりたいこと」を実現し食べていく新時代の働き方のことを指している。

本書では、中田が実体験から導き出した、才能の見つけ方や活かし方について事細かに説明されているが、どのような想いを込めて執筆に挑んだのだろうか。

中田:才能のある人たちを仲間にして、その人たちと起業するにはどうすればいいのか、というフェーズを書いたのが『労働2.0』です。

みなさん「副業をはじめるのが怖い」とか「転職するのが怖い」とおっしゃっていて、僕のこれまでの取り組みが意外とみなさんのテーマとして捉えられている気がしました。

芸人の仲間も、「給料が上がらない」とか「思い通りに行くことばかりではない」とか、みんな同じような悩みを持っていて、「こうすればいいのに!」と思っていても、なかなか伝わらないことがあるので、この本で伝えたいですね。

■経営者視点を持とう!

中田敦彦

本書には、中田がトライアンドエラーを繰り返した末に見つけた独自のノウハウが余すことなく記されている。すべてをさらけ出すことに抵抗はなかったのだろうか。

中田:まったくないですね(笑) 一つの杯をみんなで奪い合うようないわゆるゼロサムゲームと言われる状態だったら、それは教えたくないことかもしれません。

でも、この方法論で言ってることは、労働者としての教育しか受けてこなかった国民に対して、自分でお金を作るという「経営者視点を持とう!」ということなので浸透しても決して損害はないです。

■「みんな何かしら才能を持っている」

中田敦彦

中田は、自身が運営するオンラインサロンのメンバーと交流を重ねる度に、誰もが個性や才能を持っているものの、本人はその強みに気づいていないことが多いことを知ったと記している。

そのため、他人の来歴を強く意識するようになり、その人にしかない「才能の鉱脈」を探ることが、楽しみの一つとなったようだ。

そこで、最近、発見したおもしろい才能について尋ねてみたところ、自身が立ち上げたアパレルブランド「幸福洗脳」のスタッフの名前を挙げた。

中田:みんな何かしら才能を持っていて…「幸福洗脳」のスタッフでいうと、男性スタッフのTは誰よりも僕のラジオを聞いているファン。

お客さんは熱心にラジオ聞いてくれている人が多いので話が合うわけです。そのスペックは、すごく大きな価値で素晴らしいなと思いました。

知世千世って女の子は、地下アイドルをしていたんですが、じつは美大卒で刺繍とミシンの扱いにすごく慣れていて…刺繍やミシンを使う作業のときにありがたい存在です。

あと、オンラインサロンに伊藤さんというベテランの女性がいるんですけど、その方は非常に物怖じしないタフネスな人。クレームや問い合わせが来た時には、まず伊藤さんに聞いてもらっているので、僕は営業部長って呼んでいます。

一人一人の個性や才能を見抜き分析し適材適所に配置することで、より個人が輝きますよね。

■腹落ちしているか

中田敦彦

自分の才能が見つかり活動したいと願っても、家庭の事情などで行動に移せない人もいるだろう。もし、自身が新しいことにチャレンジしようとした際、家族に引き止められたら、どのようにして説得するのだろうか。

中田:「何かやろう!」と思ったときに協力を得られないとなかなか厳しいですよね…もし、論理立てて説明しても説得できない場合は、自分の中で腹落ちしてないってこと。

自分が考えていることを伝えて、それで理解してもらえないとしたら、それは自分の説明が悪いか相手とリズムが違うかのどちらかだと、僕は思います。

■「好奇心を持って遊ぶこと」

中田敦彦

4月から青山学院大学の客員講師として教鞭を取ることが発表された中田。本人も、学生達とふれあえることを楽しみにしているようだ。

中田:青学で授業をすることは、ものすごく楽しみです! やったことがない仕事ですし、教えることは好きなので。

しくじり先生や講演会をしていて「いずれ先生をやってみたい!」という憧れがあったので大学で講義できるのはすごく楽しみです。

次世代を担う若者たちにどのように生きてもらいたいのだろうか。人生の先輩として学生たちに伝えたいメッセージを尋ねてみると。

中田:大きくお金を稼ぐ必要もないし、固執せずに「俺たちはこの時代だからこう生きる」という生き方を戦略的に選んでほしい。

「海外に行く」「日本のルールの中で、こんな感じで生きたい」とかもあるでしょうし…もちろん、「俺はそんなに働きたくない!」って人も大歓迎です。

興味のあることをとにかく吸収して深めるのが大事だと思います。学生時代も就職してからも、好奇心を持って遊んでいれば仕事になるところがあると思うので、諦めずにエンジョイして何かを真剣に楽しんでほしいと思います。

■次の活動は「IT社長」

中田敦彦

音楽活動・オンラインサロン・アパレルブランドの立ち上げと、お笑い芸人に留まらず活躍の場を広げている。自身がパーソナリティーを務めていたラジオ番組で「次はIT社長になる」と宣言していたが、具体的にどのような活動に挑戦していくのだろうか。

中田:とりあえず、決済系のアプリを作ろうと思っていて、思ったからには来月出すって決めています。 出してみて「これじゃない」とか「これなんだ」とか試行錯誤する一年になると思います。

僕はカバンも持ってなくて、このスマホと財布だけなんですけど…支払いもとにかく面倒で財布もすごく邪魔だなと。インフラが整ってないだけで、ここに入っているものは全部スマホに入れられるもの。だから、何か僕なりのアプローチをしたいな、と思っています。

世の中の流れを読み、常に新しいことに「Just Do It」の精神で果敢に挑戦し続ける男・中田敦彦。

本著には、これまで繰り返してきた実験の末に見つけたエッセンスが出し惜しみなく描かれており、働き方に悩んでいる人の道しるべとなるに違いない。ぜひ、働き方をアップデートしたいと考えている人は手にとって確かめてみてほしい。

■直筆サイン入りの書籍をプレゼント

今回、抽選で1名様に中田敦彦の直筆サイン入り書籍をプレゼント。応募方法は中田敦彦としらべぇのツイッターアカウントをフォローして、サイン書籍プレゼントキャンペーンのツイートをリツイートするだけ。

当選された方には、編集部から直接DMでご連絡させていただきます。楽しみにお待ちください!

中田敦彦『労働2.0 やりたいことして、食べていく』(PHP研究所)

(文/しらべぇ編集部・松野 佳奈 取材協力/中田敦彦)

しらべぇ

「労働」をもっと詳しく

「労働」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ