手取り16万なのに奨学金が月5万、消費者金融の返済が月2.5万円 「借金地獄」だと語る30代男性

2024年4月1日(月)16時42分 キャリコネニュース

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物価高騰が騒がれる近年、手取りが20万円以下の生活はかなり厳しいようだ。月の手取りが「16万円」という30代前半の男性(福島県/年収300万円/未婚)が、自身の生活実態を綴ってくれた。「奨学金を返すことだけで精一杯」と書き始め、こんな苦労も打ち明けた。(文:長田コウ)


「両親からの住宅ローンの返済を手伝ったり、生活費が足りなくて消費者金融から借りたものを返したりするとほとんど手元に残らない」


「すべて崩れてしまいそう」



男性の月々のやりくりを見ていこう。


「奨学金の返済額が約5万円、消費者金融の返済が約2.5万円、住宅ローンの返済が約5万円。あとは、携帯代が約2万円、新聞代や固定電話、水道代など、支払いできないと親に言われたもので約1万円」


親のための負担が大きく、ここまでで合計15万5000円となる。あと5000円しか残らないが、「残りで、家族用の車にガソリンを入れてどうにか過ごしています」と余裕はまったくない計算だ。


住宅ローンは、「あと7年弱」残っているという。奨学金を長年に渡り返しきったとしても、「結婚や出産は望めない」と見通しの暗さを語る。男性は追い詰められた様子で


「あまりこういうことを言うと不謹慎だと思うが、ママ活ができるのであれば、積極的にママ活をして、早くこの借金地獄の沼から抜け出したい」


と心境を綴った。しかし、その前に奨学金の返済ペースや携帯代など固定費の見直しが必要ではないだろうか。


男性が勤めるのは出版業界だそうで、「コロナ禍になって売り上げが急減」したと振り返る。そうした影響もあり、


「働き口ですら不安定な状態。かなりキツい。少しでもお金になることをしないと、すべて崩れてしまいそう」


と弱音をもらした。男性の生活が少しでも安定することを願うばかりだ。

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