吸ったら45分、エレベーター使用禁止 生駒市役所の副流煙対策

2018年4月1日(日)17時0分 Jタウンネット

奈良県・生駒市役所で、2018年4月から、喫煙をした職員に対し、45分間はエレベーターの使用を禁止する取り組みを始める。


同役所が5年ほど前から庁舎内の全面禁煙など、受動喫煙、副流煙対策を行っていたものを強化した。


Jタウンネット編集部は3月30日、同市役所に詳しく話を聞いた。


来庁者など一般の方には協力を呼びかける程度


市役所によると、庁舎内にエレベーターは2機。隣に階段があり、職員は基本的に階段を使うよう呼びかけられている。職員だけでなく来庁者も利用するエレベーターであることから、副流煙の対策として始めるという。


喫煙をした職員に対してエレベーターを使わせないことで、エレベーター内にたばこの臭いや物質を残さないようにする。この時間設定は、喫煙後45分経過すると、たばこに含まれる有害な化学物質が消失するという、産業医科大の大和浩教授の研究結果を踏まえたもの。来庁者に対しては出来る範囲での協力を呼びかけるとのことだ。


同市役所では、17年10月から実験的に、職員に対する全面禁煙を行っている。これまでは、9時30分〜10時30分、14時30分〜15時30分までと昼休憩(12〜13時)、勤務終了後は、地下駐車場に設置されている喫煙所で喫煙可能だった。


これが18年4月から、午前と午後の喫煙可能時間が無くなり、昼休憩と勤務終了後のみになる。なお来庁者には、地下駐車場の喫煙所とは別の喫煙スペースも用意されている。


今回の取り組みに罰則はなく、定められているわけではないとするが、「喫煙する人もしない人も快適に庁内で過ごしてもらいたい」としている。


職員の喫煙者の割合は、2017年度に受診した健康診断と人間ドックの結果によれば全体の2割程度だという。

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